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ユーロ対ドルで1.20ドル割れ

Yahoo!ニュースより以下抜粋。

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ユーロが1.20ドル割れ、ハンガリー財政懸念高まる=NY市場
8時39分配信 ロイター

[ニューヨーク 4日 ロイター]
 ニューヨーク外国為替市場ではユーロが対ドルで下落し、4年超ぶりに1.20ドルを割り込んだ。米株価が3%超下落するなか、欧州の債務危機拡大をめぐる懸念が圧迫した。

 朝方発表された5月米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想ほど増加しなかったことを受け、リスク資産を手放し、円やスイスフランなど安全資産とされる通貨を買う動きが優勢となった。米株安も逃避買いに拍車をかけた。

 また、ハンガリーがギリシャと同様の債務危機に陥る可能性があるとの懸念が高まり、ユーロに対するセンチメントは悪化した。ハンガリーの通貨フォリントは対ユーロで1年ぶりの安値をつけた。

 GFTフォレックスの為替リサーチ・ディレクター、ボリス・シュロスバーグ氏は「ユーロはハンガリーをめぐる懸念からすでに軟調となっていた。それに加え、米雇用統計が予想に届かず、リスク取引はすべての方向から圧迫された」と述べた。

 ユーロ/ドルは1.6%安の1.1959ドルに下落。EBSのデータによると、1.1955ドルまで下落した。

 5月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が43万1000人増と、ロイターがまとめたアナリスト予想の51万3000人増を下回った。失業率は9.7%と、前月の9.9%から低下した。

 ウェルズ・ファーゴ銀行のシニア為替ストラテジスト、バシリ・セレブリアコフ氏は「失望的な内容だった。雇用回復は市場の楽観的な見方ほど早いペースでは進んでいない」と述べた。

 ドル/円は1.1%安の91.64円。ロイターのデータによると、一時91.43円に下落した。

 円は対ユーロ、豪ドル、ニュージーランド(NZ)ドルでも上昇した。

 RBSグローバル・バンキング&マーケッツの為替戦略主任アラン・ラスキン氏は「指標は明らかにリスク取引に悪材料で、円に対し資源国通貨をショートにする動きが高まった。しかし、最大の圧迫材料は欧州の問題だ」と指摘した。

 ユーロ/ドルは週間で2.5%下落した。この2週間では4.6%下落し、2008年11月2日(までの2週間)以来の大幅な下落率となった。

 米雇用統計発表前、フィヨン仏首相の為替に関するコメント受け、ユーロはすでに軟調となっていた。

 フィヨン首相は「ユーロとドルの等価は良いニュースでしかない」とし、ユーロの下落を懸念していないと述べた。後に、「等価」はユーロ/ドル相場の一般的な動向について述べたものと説明した。

 ユーロは対スイスフランでも1.2%、対ポンドでも0.7%それぞれ下落した。

 メドレー・グローバル・アドバイザーズは、中国がユーロ下支えに向けユーロ建て資産を購入していることを明らかにした。これが一時、ユーロを対ドルで下支えした可能性がある。

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PIGSが片付いたと思ったらハンガリーとは・・・日本もいつ火が付くか(と言うか、火を付けられるか)分からないので怖いですね。ユーロは対円でも110円割れまで下落、ただユーロ圏の物価を考えたら元々1ユーロ160円とかが高すぎたわけで、正常に戻っていると言われればそうなんでしょうが。4~6月期は1ユーロ120円割れは必至の情勢なので、7月の1Q決算発表時に特に輸出企業を中心に下方修正する所が増えそうです。
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