SPE(エスピーイー)さんのブログ

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今回の戻りは、条件が重なり過ぎただけ

日銀デフレに対応し出したのと、鳩ぽっぽ内閣も景気対策を検討しているというので、株価が戻していると思っている方が多いと思いますが、決め手は円高が止まって、US$=90円に近づいたからだと思っています。

底打ちには、上記の日銀、政府の景気対策、円高停止の3点セットが必要だと思っていました。しかし、日本の政策当局の力だけでは、円高を止める程度で、反転までは困難だと、今でも思っています。

都合よく米国の11月の雇用統計での失業者数が予想外に減少していたというサプライズがあり、米国景気の底打ちをイメージしたのか、ドル金利が若干上昇したことから、ドル/円の実質金利が一時的に逆転し、結果としてドルの買い戻しに繫がった、というのがほぼ真実でしょう。

ということは、今はそのストーリーの延長線で大丈夫か? 何を考えなければならないか、です。

次の雇用統計値や他の経済指標で、不安な指標が出ると、期待で戻しているドル相場は、今度は再度のドル安になる可能性が高いということです。

そこのところを考慮して相場を見ると、現在の戻りは明日の政府の景気対策の発表から日柄調整に入り、今月末には再度のドル安と株価下落が懸念されるのではないかと…。

日本での本格的な成長政策が見えない限り、または米国での景気回復が予想外に早くてドル高にならない限り、日本の全体的な株価の本格上昇はないでしょう。

従い、利確できる方は上昇速度を見極めて処分し、再度の買い場が来るのを待つ、という戦術が良さそうに思われます。

先週から指値買いでなかなか買えないので、そろそろ高値掴みする人が出てくる、そうした頃に調整に入るのです。

人間の欲と期待は、過去の失敗を遠い記憶に押し流します。江戸時代の米相場の頃から、罫線(チャート)の形は大きく変わっていません。これは何度も痛い目にあっても人類の性質が変わらないからですね。

投資は、対象が安い時に買い、高くなったら売る、それだけです。シンプル イズ ベスト、です。もう一度、自分の気持ちを期待値で見ていないか、確認した方がいい頃だと思います。

<留意点>
雇用統計は、特に米国のものはシーズン性もあり、データはデコボコしているため、方向性で見る必要があります。失業者の増加数は低下していきているため、失業者の大幅な増加は止まってきており、その意味では政策的な効果が出てきていると言えます。
しかし、景気の回復のためには、個人の収入が増加して消費に廻る必要があり、商業不動産の下落が止まっていないことも考慮すると、まだまだ先の話です。
単純に、現在は税金を使った景気対策効果で、出血を何とか止めつつあるという状態、という認識が必要です。
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