UMC取締役 岡部さんのブログ

最新一覧へ

« 前へ170件目 / 全213件次へ »
ブログ

9日続伸し、10000円台回復。

月曜日の東京マーケットは、先週末のNY株式市場が上昇したことや企業業績の改善を期待した買いが入ったことから買い先行でスタートした後も、終始安定した値動きとなり6月15日以来となる10000円台を回復しました。業種別では、証券、精密機器株が買われた他、東証1部上場銘柄のうち値上がりが67%と好業績期待の銘柄に買いが集まった他、材料の出た中低位株の一角が大きく買われています。前回のコラムで、「経済指標などから景気底打ちが近いとの見方が拡大していますが、失業率が拡大し個人消費などへの影響が懸念されるなど、今後の経済の動向を見極めたいと積極的な買いは控えられると考えており、今後も10000円付近での取引が続くと想定しています。」と記載した通り、今日も続伸し再び10000円台に突入しています。日本経済は景気底打ちしましたが、米国や日本での失業率が拡大していることから個人消費などへの影響が懸念される他、衆院解散による政局の先行き不透明感から、積極的な買いは控えられると予想されることから今後も10000円台での相場になると想定しています。また、世界経済の先行きは楽観視できないとみており、場合によっては再び9000円近くまで下落することも十分ありえます。
東京証券取引所が発表した投資主体別売買動向は7月第3週の個人投資家が売り越しとなった一方、外国人投資家が買い越しとなっています。リーマンショックから続く世界的経済減速懸念は完全に払拭されていないことから、今後も海外マーケットの下落可能性といった不透明要因を見極めながら、全体が下がっても逆行高するような短期値幅取りができるような銘柄を紹介したいと考えています。
テクニカル指標では、25日移動平均線からの乖離が拡大していることや、9日続伸していることから、リーマンショック後の高値10135円を軸にした株価推移が予想され、今後も好業績期待銘柄を中心に短期上昇が見込める個別銘柄選定に力を入れたいと考えています。本日は新興市場銘柄の一角、更には個別に好材料が出た銘柄、低位株を中心に個人投資家、証券自己ディーラーと見られる短期資金が流入しています。新興市場は、日経JQ平均も日経平均同様、続伸となりマザーズ指数も好業績銘柄の一部が大幅に上昇しており、ここ数日も紹介銘柄が大きく上昇しています。
コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。