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今日の株式市場を振り返る 4月30日

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 121円高で開けた日経平均株価は30分後には300円高を越え、その後は351円をピークに高値圏で推移しました。終値は334.49円、3.94%の上昇でした。朝方お伝えしたように、米国株の上昇と円安が重要な牽引役となりました。さらに、3月の鉱工業生産が季節調整済み前月比で1.6%の増加になったことも追い風となったようです。

 幅広い銘柄群が値を上げたのですが、キャノン、京セラ、日本電産といったハイテク分野の銘柄が好調さが目立ちました。米国でフィラデルフィア半導体指数が2%弱上昇して、ナスダックがダウ平均を上回る上昇率を見せたことが大きく影響しています。

 そのため、ハイテク産業への依存度が高い台湾市場が6.7%も上昇しました。台湾の加権のザラバの動きは日経平均とほぼ同様の展開でした。

 現在(午後7時)、日経平均先物の夕場は上げが続いて、9000円目前です。GLOBEXでは、ダウ平均株価が125ドル、ナスダックも23ドル強上げています。

 実は、2日前とはうって変わったこの楽観ムードには多少抵抗を感じています。豚インフルエンザは終息したわけではありませんし、米国の自動車産業の動向も予断は許しません。日本の鉱工業生産にしても、生産の増加を吸収する需要が回復したというわけではなく、在庫調整分に見合った増加です。需要が弱いままであれば、それは在庫を再び増加させるだけになるかもしれません。

 というわけで、日経平均株価が9000円をブレークして力強く上昇し続けるためには、不安定要因が多すぎる気がします。

 これから米国では重要な経済指標が続々と出てきます。楽観ムード一色ですが、さて・・・・・?

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