Raguelさんのブログ

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ビッグスリーへの公聴会を前に思う

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クリックして頂けると励みになりますm(_ _)m ランキング参加中米国議会でのビッグスリーに対する公聴会の行方が気になるということもあり、勝手なことを思いつくままに書いてみました。まず思うのは「デカイ奴は得」だということ。AIGにしてもそうですが、大きすぎて潰せないという考え方が判断のベースになり過ぎ。そういう意味では、中小企業は「ヤッテランネ」というのが正直な気持ちでしょう。リーマンブラザーズの経営者や社員だって「俺たちが潰されたのは証券業界でNo1じゃなかったからかよ?」と泣いてるんじゃないですか?結局、ビッグスリーを救済する理由は「デカ過ぎる」ということ以外にないわけで、救ってしまえばモラルハザードを更に助長するという問題がある。他の危ない企業が「じゃ俺たちにも貸して」って言って来たら、「いや、お前らは小さいから貸す必要はなし」って米政府は答えるんですかね?そもそも、ビッグスリーに生き残る実力・価値があるとはどうしても思えない。漫然と馬鹿でかいクルマばっかり作り続けた上に、経営者と来たら「俺たちゃ雇用を創出してやってるんだから高給もらって当然じゃん」みたいな考え方をしてる訳で。ドブに捨てたつもりでなければ、ビッグスリーにカネは貸せませんね。再建できてカネが戻ってきたら超ラッキー!くらいに思わなければ。大体、こんなに大量の資金負担ばかりしていたら、米国政府の財政が破綻しかねない。ビッグスリーが潰れるのと米国が潰れるのと、どっちが深刻な問題か?日本の自動車メーカーにしたって、ライバルが減るのは、本来ならば歓迎すべきことのはず。パイを分けるメンバーが減るわけだから。倒産の連鎖でパイ自体(需要)が小さくなってもパイを分ける面子(供給)も減るなら、日本の自動車メーカーへの影響は大して変わらないかも知れない。少なくとも、どん底を抜ければ利益を享受できる可能性が高くなるのは間違いない。個人的には、ビッグスリーが潰れることになってもカネは貸さないほうがいいとしか思えません。
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