3月の仏鉱工業生産、仏GDPを脅かす=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/05/04 03:08
 ユーロ円は東京時間に164円ちょうど付近まで下落していたものの、海外市場に入って買い戻しが膨らんでおり、164円後半まで戻す場面も見られた。今週のユーロ円は財務省の介入観測でドル円と伴に急落しており、21日線を下回る水準まで下落している。ただ、上向きの流れはなお継続している状況。

 本日は3月の仏鉱工業生産が発表になっていたが、弱い内容となり、前月比では予想外の減少を示していた。エコノミストからは、今回の結果はGDPを脅かすとの指摘も出ている。仏鉱工業生産は食品、石油精製、機械生産の減少に牽引され、同部門にとって後退となった。

 今回の3月分の減少は第1四半期の仏製造業の生産が前期比0.5%減少したことを意味する。実際、第1四半期の仏GDPが下方修正を余儀なくされるかは、同四半期のサービス業が予想を上回るの伸びを示すか次第だという。

*仏鉱工業生産指数(3月)3日15:45
結果 -0.3%
予想 0.3% 前回 0.2%(前月比)
結果 0.7%
予想 1.4% 前回 -0.6%(-0.8%から修正)(前年比)

EUR/JPY 164.65 USD/JPY 152.94 EUR/USD 1.0766

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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