フュトレック、前期経常を赤字拡大に下方修正

　フュートレック <2468> [東証Ｓ] が4月26日大引け後(15:30)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常損益を従来予想の1億7000万円の赤字→2億2000万円の赤字(前の期は2億3500万円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の2500万円の黒字→2500万円の赤字(前年同期は1600万円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高については、この度の不正アクセスの発生によって開発活動が一時的に停止したことにより、３月に予定していたデジタルマーケティング事業の売上高の計上（約25百万円）が４月以降に延伸されることとなりました。しかしながら、音声認識事業やシステム開発事業等において、前回発表予想を上回る売上高が見込まれますため、売上高は約1,300百万円となる見込みです。営業利益については、売上高の延伸及び不正アクセスの発生のため開発人員の稼働率が低下したこと等により前回発表の業績予想を45百万円下回る見込みとなりました。経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益については、営業利益の減少により前回発表の業績予想を50百万円下回る見込みとなりました。