海運株が軒並み高、ホルムズ海峡の地政学リスク再燃とバルチック指数上昇で思惑◇
川崎汽船<9107.T>が一時5%の2063円に買われたのをはじめ、日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>など海運株が軒並み堅調な値動きで目を引く。業種別騰落では33業種中値上がり率で「海運」が首位となっている。イランによるイスラエルへの報復攻撃で中東情勢が一段と緊迫化するなか、ホルムズ海峡での地政学リスクが意識され、コンテナ船市況高騰への思惑が再燃している。一方、鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数は、中国景気に対する過度な不安が後退するなかで前週10日を境に戻り足を強めている。16日時点で5日続伸となり、1779まで水準を切り上げており、これも海運株を刺激する材料となっているもようだ。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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