日経平均50000円説【西村剛】

著者:西村剛
投稿:2023/06/14 19:00

日本株の好調が続いています。

個人投資家の皆さまは、この上昇トレンドに乗れているでしょうか?
そろそろ下落するだろう、今の内に利確しよう、今から買うのは遅いのか?

と、お悩みになられている方も多いでしょう。

気付けば日経平均も33500円を突破、バブル崩壊後の高値を更新する展開となっており、予想以上の大相場になる可能性が出てきました。

今の日本株が上昇している要因は、「外国人投資家の日本株買い」です。
世界主要国の株式市場のPERとPBRを見ると・・・

・米国PER21倍、PBR4倍
・英国PER16倍、PBR6.9倍
・フランスPER14.6倍、PBR1.9倍
・スイスPER22倍、PBR3倍
・台湾13倍、PBR2.2倍

に対し、

・日本PER14.5倍、PBR1.3倍

と特にPBRで見た場合割安感が強いです。

もちろん各国の会計方法の違いもありますが、PBRで見た時の日本株の安さは突出しています。世界的にインフレ傾向が進んでいるということもあり、資産価値でみたPBRでの割安さに外国人投資家が惹かれて日本株を買っているのかもしれません。
仮に日本株がPBR2倍まで上がったとすると日経平均50000円というのも見えてくるでしょう。

さすがに日経平均5万円は無いだろうとは思いますが、それくらい世界的にみると今の日本株は割安です。もうしばらくこの外国人投資家の日本株買いが続く可能性が高いかもしれません。しっかりと今のうちに上昇相場対策を立てておきましょう。

西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想