由緒ある老舗百貨店「三越」「伊勢丹」を運営する三越伊勢丹ホールディングス <3099> の株主優待は、グループ店舗での商品代金が10％割引になるという“使うほどお得になる”優待カード。また、レストランや有料催事場など、館内の様々な場所で割引が適用されますので、三越と伊勢丹ファンの方は必携のカードではないでしょうか。
　9月末と3月末時点で100株以上保有の株主に対して贈呈され、利用限度額は30万円～150万円（※9月末基準日に新規に株主となった場合、贈呈されるカードは限度額が半額となります。翌年3月末基準日に満額のカードを贈呈）となります。

　婦人下着最大手のワコールホールディングス <3591> 。1946年創業の歴史ある企業です。終戦後、女性ファッションが欧米化し華やかになっていくなか、同社の“女性を美しく見せるための下着”という新しい発想が多くの女性に受け入れられ、現在の礎を築きました。
　株主優待は年2回。9月末と3月末時点で100株以上保有する株主はカタログ販売とインターネット通販サイトで料金が20％割引となります。また、500株以上の保有で3000～6000円(年間6000～1万2000円)の自社商品券が贈呈されます。

　お子様を持つご家庭におすすめの優待がサンリオ <8136> 。9月末と3月末時点で100株以上保有する株主に対し、保有数に応じて1～12枚（年間2～24枚）の「サンリオピューロランド・ハーモニーランド共通優待券」がもらえます。ハローキティやマイメロディ、ポムポムプリンなど、同社の人気キャラクターが勢ぞろいする遊園地はお子様に大人気。更に、全国のサンリオショップで使える買い物優待券が保有数に応じ年間2～4枚（1枚1000円相当）贈呈されます。オンラインショップでも使用できますので遠方にお住まいの方も安心です。

　日本発のハンバーガー専門店「モスバーガー」を展開するモスフードサービス <8153> 。オーダーを受けてから調理を始めるスタイルで、できたて熱々のおいしさが楽しめます。商品開発力も強みの一つで、バンズの代わりにご飯で具をサンドした「ライスバーガー」は1987年の誕生から常に人気上位の定番商品となっています。
　株主優待は9月末と3月末の年2回、100株以上保有する株主に対し1000～1万円（年間2000～2万円）の食事優待券を贈呈。優待券はモスバーガーのほか、提携先の「ミスタードーナツ」でも使用可能と、使い勝手もなかなかです。

　私鉄最大の乗客数を誇る東急 <9005> 。鉄道だけでなく沿線の開発や東急百貨店などの商業施設、ホテルなど広く事業を展開しています。2012年には渋谷再開発の目玉「渋谷ヒカリエ」をオープン。渋谷の新しいランドマークとしての地位を確立しています。
　株主優待は9月末と3月末の年2回、100株以上保有する株主に対し、東急線または東急バスの全線に乗車できる優待きっぷを贈呈。更に東急百貨店や東急ホテルズなどグループの各施設で利用できる優待割引券が贈られます。
　同社のほかにも、京王電鉄 <9008> や阪急阪神ホールディングス <9042> など鉄道系企業の多くは3月・9月に株主優待を実施しており、自社路線のきっぷやグループ優待券などを贈呈しています。よく利用する路線があれば、その会社の優待を狙ってみてはいかがでしょうか。