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【↓】日経平均 大引け| 4日続落 、米中の追加関税発動を前に3ヵ月ぶり安値 (7月5日)

配信元:株探
投稿:2018/07/05 16:28

日経平均株価
始値  21697.44
高値  21751.50(09:24)
安値  21462.95(13:30)
大引け 21546.99(前日比 -170.05 、 -0.78% )

売買高  13億9609万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆2564億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は4日続落、大引けにかけ下げ渋るも約3ヵ月ぶりの安値圏に
 2.米中の追加関税発動を前に買い手控え感強く、中国株市場の動向にも神経質
 3.後場に入ると日経平均は下げ幅を拡大し、一時250円以上下落する場面も
 4.東証1部全体の9割が下落する展開、業種別でも33業種全面安商状となる
 5.為替も不安定な動き、大引けにかけて急速に円安に振れ日経平均も下げ渋る

■東京市場概況

 前日の米国市場は、独立記念日の祝日で休場。

 東京市場では、リスク回避の売りが強まった。日経平均は後場に入り一気に下げ幅を広げ、一時250円以上の下げを見せる場面もあり、引けにかけ下げ渋ったものの約3ヵ月ぶりの安値をつけた。

 5日の東京市場は、前日の米国株市場が独立記念日による休場で手掛かり材料難のなか、6日に予定される米中両国の追加関税発動を前に貿易摩擦の行方を見極めたいとの思惑から買い手控えムードが強かった。取引時間中は中国・上海株など軟調なアジア株市場や1ドル=110円台で不安定な動きを示す為替の動向を横にらみに神経質な値動きとなり、後場に入ると一気に下げ幅を拡大した。中国景気の先行き不透明感も意識されている。引けにかけてドルが買われ1ドル=110円台後半まで円安が進んだこともあって、日経平均も下げ渋った。東証1部全体の9割の銘柄が下げる展開となり、業種別でも33業種全面安だった。売買代金は2兆2000億円台と盛り上がりを欠いている。

 個別では、ファーストリテイリング<9983>が値を下げ、ソニー<6758>も軟調。キーエンス<6861>SMC<6273>など設備投資関連の下げもきつい。良品計画<7453>は急落した。マネックスグループ<8698>資生堂<4911>なども売られた。ヴィンクス<3784>ソフトブレーン<4779>が大幅に値を下げたほか、アスクル<2678>アルトナー<2163>オロ<3983>なども大きく水準を切り下げている。テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>も下落した。
 半面、任天堂<7974>ソフトバンクグループ<9984>などが底堅さをみせた。東京エレクトロン<8035>も小幅ながらプラス圏。東京個別指導学院<4745>が値を飛ばしたほか、三機サービス<6044>キユーソー流通システム<9369>などが大幅高。国際紙パルプ商事<9274>が高く、テイカ<4027>LINE<3938>なども上昇した。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433> 、ソフトバンク <9984>リクルート <6098>ヤマハ <7951>信越化 <4063> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約20円。
 一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファストリ <9983>資生堂 <4911>ダイキン <6367>TDK <6762> 、ソニー <6758> 。押し下げ効果は約93円。

 東証33業種のすべての業種が下落。下落率の小さかった上位5業種は(1)医薬品、(2)保険業、(3)その他製品、(4)電気・ガス業、(5)輸送用機器。一方、下落率の大きかった5業種は(1)石油石炭製品、(2)非鉄金属、(3)小売業、(4)電気機器、(5)倉庫運輸関連。

■個別材料株

アマナ <2402> [東証M]
 米ニュースクレド社と国内独占パートナーシップを締結。
東京個別 <4745>
 3-5月期(1Q)経常は赤字縮小で着地。
C&R <4763>
 第1四半期決算発表前に思惑買い流入。
フジミインコ <5384>
 JPモルガン証券が投資判断を新規に「オーバーウェイト」。
三機サービス <6044>
 前期経常最高益予想を25%上乗せ、配当も5円増額。
△宝印刷 <7921>
 今期経常は最高益と同水準の17.3億円へ。
キユソ流通 <9369>
 3-5月期(2Q)経常は20%増益。
イオンディラ <9787>
 3-5月期(1Q)経常は13%増益で着地。

暁飯島工業 <1997> [JQ]
 今期経常を24%下方修正。
串カツ田中 <3547> [東証M]
 6月既存店売上高が2ヵ月連続前年割れ。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)東京個別 <4745> 、(2)三機サービス <6044> 、(3)イオンディラ <9787> 、(4)キユソ流通 <9369> 、(5)C&R <4763> 、(6)宝印刷 <7921> 、(7)ウィズメタク <9260> 、(8)国際紙パルプ <9274> 、(9)USENHD <9418> 、(10)東亜DKK <6848>
 値下がり率上位10傑は(1)海洋掘削 <1606> 、(2)あらた <2733> 、(3)良品計画 <7453> 、(4)ヴィンクス <3784> 、(5)クロスマーケ <3675> 、(6)わらべ日洋 <2918> 、(7)東京きらぼし <7173> 、(8)ヤマシタHD <9265> 、(9)ソフトブレン <4779> 、(10)イオンファン <4343>

【大引け】

 日経平均は前日比170.05円(0.78%)安の2万1546.99円。TOPIXは前日比17.05(1.01%)安の1676.20。出来高は概算で13億9609万株。東証1部の値上がり銘柄数は185、値下がり銘柄数は1883となった。日経ジャスダック平均は3679.18円(77.71円安)。

[2018年7月5日]

株探ニュース
配信元: 株探
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