ＳＥ Ｈ＆Ｉが続急伸、第３四半期２ケタ営業増益と自社株買い発表を好感

　ＳＥホールディングス・アンド・インキュベーションズ<9478.T>が続急伸している。２９日の取引終了後に発表した第３四半期累計（１８年４～１２月）連結決算が、売上高は３９億２８００万円（前年同期比５．２％増）、営業利益は３億５９００万円（同１５．１％増）、純利益は２億３６００万円（同４７．５％減）と２ケタ営業増益となったことが好感されている。

　出版事業で書籍販売、Ｗｅｂメディア・イベント、電子書籍、オンライン販売などの主要事業が好調を維持・拡大したことが牽引役となったことに加えて、ソフトウェア・ネットワーク事業が第１四半期の赤字から黒字に転換したことなども寄与した。

　なお、１９年３月期通期業績予想は、売上高５２億円（前期比１．４％増）、営業利益３億８０００万円（同７．０％減）、純利益２億５０００万円（同４９．９％減）の従来見通しを据え置いている。

　同時に、２５万株（発行済み株数の１．１１％）、または５０００万円を上限として、自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は１月３０日から２月２８日までで、経済情勢の変化に対応した機動的な経営を遂行できるようにするのが目的としている。

出所：minkabuPRESS