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街の歴史を紐解く、地域密着型企画展の第三弾!!「くきのうみ ~近代産業の中心地 若松・八幡・戸畑~」会期:2023年9月16日(土)~2023年12月28日(木)
ゼンリンミュージアム(福岡県北九州市、館長:佐藤渉)は、2023年9月16日(土)~12月28日(木)まで、街の歴史を紐解く地域密着型企画展の第三弾として、「くきのうみ ~近代産業の中心地 若松・八幡・戸畑~」を開催します。
■展示概要
「くきのうみ(洞海)」とは福岡県北九州市の北西部に位置する「洞海湾(どうかいわん)」を指す古い呼称です。明治維新によって近代国家へ成長した日本。その原動力となった重工業の発展に不可欠な石炭や鉄は、くきのうみを囲む若松・八幡・戸畑から全国各地へ運ばれました。また、3つの地域を起点に形成された北九州工業地帯は、近代産業をけん引する存在となりました。
本企画展では、近代産業の中心地として成長を遂げる要因となった「港」と「鉄」をテーマに、それぞれの都市の歴史を、35点の地図と資料から紐解きます。
■本企画展の見どころ
江戸時代まで、くきのうみ周辺地域は一地方の漁村や農村にすぎませんでした。明治時代になると、石炭輸送のための鉄道敷設や大型船舶受け入れのための港湾整備が進みます。こうした物流拠点への成長は、官営八幡製鉄所を呼び込むきっかけの一つとなり、急速な都市の発展へとつながります。本展示では、くきのうみ周辺地域が、漁村・農村から九州最大の都市へ成長する過程を各年代の地図や資料を通じてご覧いただけます。
■企画展のタイトルに込めた想い
「港」と「鉄」によって近代産業の中心地となった若松・八幡・戸畑。北九州工業地帯の起点として、そして都市としても飛躍的な成長を遂げた背景には洞海湾、すなわち「くきのうみ」の存在がありました。3都市の中央に位置する「くきのうみ」を各都市と近代産業の発展のシンボルと位置づけ、企画展のメインタイトルとしました。
■期間限定デザインのチケットホルダー
企画展の開催期間中、有料入館者全員に、期間限定デザインのチケットホルダーを配布します。
若松・八幡・戸畑の各都市と、その中央に横たわる「くきのうみ(洞海)」をデザインしています。
■地域密着型企画展とは
ゼンリンミュージアムでは、地図の新たな魅力に触れる機会を作ることを目的に、さまざまな企画展を開催しています。地域密着型企画展は、地図を通して街の歴史を紐解くことで、その街に興味・関心を持つきっかけづくりとなることを目指した企画展です。本企画展は、第一弾「地図に描かれたCocuraと北九州」(2021年1月~5 月)、第二弾「福多か博愛の街 福岡・博多」(2022年9月~12月)に続く、第三弾となります。
※…ガイドツアーの事前予約は不要です。参加人数により、少人数のグループに分けて複数回実施します。
■「ゼンリンミュージアム」について (https://www.zenrin.co.jp/museum/)
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