安田倉、今期経常を13％上方修正

　安田倉庫 <9324> が2月4日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比9.8％減の28.1億円に減った。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の34.5億円→39億円(前期は44.5億円)に13.0％上方修正し、減益率が22.5％減→12.4％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の13.6億円→18.1億円(前年同期は21.9億円)に33.0％増額し、減益率が37.7％減→17.2％減に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比15.1％減の7.3億円に減り、売上営業利益率は前年同期の7.1％→5.8％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済活動の停滞により営業収益は前回予想を下回る見込みとなりました。一方で施設の稼働率向上による保管料収入の増加やコスト構造改革の取り組み推進に伴う各種営業原価・営業費用の圧縮及び業務の合理化が進んだことなどにより、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益については、公表予想を上回る見込みです。　（注）業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。