商船三井など海運株に反転の兆し、バルチック海運指数は日経平均と真逆の動き◇

　商船三井<9104.T>、日本郵船<9101.T>、川崎汽船<9107.T>など海運株に押し目買い。米中摩擦再燃を背景とした中国景気減速に対する懸念から、５月以降は大幅な調整を余儀なくされていたが、目先下げ止まる動きをみせている。きょうは、これまで売り叩かれた中国関連株全般に突っ込み警戒感から買い戻しが入っている。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表し、中国経済の影響を受けやすいバルチック海運指数は、前日時点で７ポイント高の１１０３と１１００ラインを回復している。同指数は今年２月を境に浮上に転じ、特に４月下旬以降は一気に戻り足を強めるなど日経平均とは真逆の動きを示している。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：minkabuPRESS