【買い】エヌ・ティ・ティ都市開発（8933） 月別アノマリー戦略（12月編）＝西村剛

12月株式市場の買いの勝率は52.37％

【12月の株式市場の傾向について】
12月は、米国の投資信託やヘッジファンドの決算が11月に終わり、手仕舞った株の買い戻しが入るといわれています。一方で、個人の節税対策の売りがでるため、株の値動きが激しい月といわれています。

では、実際に過去の株価データを基に検証を行ってみましょう。
月初に全銘柄を購入し、月末に売却した場合の検証結果は以下のようになりました。

【検証結果】
　勝率： 52.37 ％
　勝ち数： 29,450 回
　負け数： 26,789 回
　引き分け数： 1,276 回

　平均損益（円）： 1,176 円　　平均損益（率）： 0.39 ％
　平均利益（円）： 26,786 円　　平均利益（率）： 8.93 ％
　平均損失（円）： -26,922 円　　平均損失（率）： -8.97 ％

過去の統計結果からみて、12月は、若干上昇相場の傾向があると言えるでしょう。

12月の株価が上がりやすい要因は、8月以降下落傾向の強い相場が続く中で、新年の大発会に向けて、ご祝儀相場になりやすく買いが入りやすい相場になることがあげられるでしょう。

12月は、上がりやすい傾向がありますが、
12月に特に、買いを狙ってみたいのが、エヌ・ティ・ティ都市開発（8933）です。

同社を、11月月末付近で買い、12月末に売った時の成績は以下の通りです。

【検証結果】
　勝率： 71.43 ％
　勝ち数： 5 回
　負け数： 2 回
　引き分け数： 0 回

　平均損益（円）： 14,241 円　　平均損益（率）： 4.75 ％
　平均利益（円）： 29,460 円　　平均利益（率）： 9.82 ％
　平均損失（円）： -23,806 円　　平均損失（率）： -7.94 ％

　合計損益（円）： 99,690 円　　合計損益（率）： 33.23 ％
　合計利益（円）： 147,301 円　　合計利益（率）： 49.10 ％
　合計損失（円）： -47,611 円　　合計損失（率）： -15.87 ％

過去の検証上、12月におけるエヌ・ティ・ティ都市開発（8933）の成績はなかなかのものではないでしょうか。
12月の投資銘柄を考える上で、是非エヌ・ティ・ティ都市開発（8933）に注目してみてはいかがでしょうか。


株の売買を行なうに際して、今回のように簡単な検証を行うことで、これから行おうとしている投資が、どの程度リターンを期待できどの程度リスクがあるのか事前に把握することができます。検証を行ってから投資すればきっと安心感が違うことでしょう。みなさんも投資する際には一度検証してくださいね。

（検証出来るツールは下記のリンクより入手することができます。）