ミラースＨＤ、前期経常を一転51％減益に下方修正

　ＭＩＲＡＲＴＨホールディングス <8897> [東証Ｐ] が5月8日大引け後(17:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の103億円→50.4億円(前の期は102億円)に51.0％下方修正し、一転して50.8％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の64.9億円→12.3億円(前年同期は103億円)に81.0％減額し、減益率が37.3％減→88.1％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　コア事業であります不動産事業においては、新築分譲マンションの販売進捗が好調に進捗したこと、流動化案件の売却が計画を大きく上回るなど好調に進捗いたしました。一方で、販売費および一般管理費において、人的資本やＤＸ基盤の構築に向けて積極的な投資を実施したことに加え、エネルギー事業において、今後のストック収益基盤確保のため、2022年９月28日に「タカラレーベン・インフラ投資法人投資口（証券コード：9281）に対する公開買付けの開始及び業務提携契約締結に関するお知らせ」を公表し、同年11月より連結子会社となった影響で、当初計画しておりました発電施設の売却を取りやめたことと一部売却時期の後ろ倒しによって12,310百万円の売上高の減少および2,714百万円の経常利益の減少、また、本公開買付による初期費用などにより1,373百万円の経常利益の減少となる見込みとなりました。　この結果、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が、いずれも前回発表予想を下回ることとなったため、通期連結業績予想を修正することといたしました。なお、配当金につきましては修正は行いません。