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APAMANのニュース
■業績動向
3. 財務状況と経営指標
APAMAN<8889>の2022年9月期期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比2,304百万円増加の35,545百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が959百万円増加したほか、投資用不動産等の商品が591百万円増加した。固定資産では保有不動産の売却により有形固定資産が588百万円減少したほか、のれんが802百万円減少した一方で、無形リース資産が1,463百万円、投資有価証券が685百万円それぞれ増加した。無形リース資産はFC加盟店向け基幹システムとなる「次世代AOS」の一部を計上したものとなる。また、投資有価証券については2021年10月にアーキテクツ・スタジオ・ジャパンの第三者割当増資約5億円をApaman Networkが引き受けたこと等が増加要因となっている。アーキテクツ・スタジオ・ジャパンとは相互のプラットフォームの活用など協業に向けた検討を進めている。
負債合計は前期末比で2,567百万円増加の31,229百万円となった。有利子負債が487百万円、買掛金が388百万円それぞれ増加したほか、「次世代AOS」のリース資産計上に伴い長期リース債務が1,354百万円増加した。また、純資産は同263百万円減少の4,315百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益262百万円を計上した一方で、配当金353百万円を支出したほか、その他の包括利益累計額が226百万円減少したことによる。
経営指標を見ると、財務の安全性を示す自己資本比率は前期末比1.7ポイント低下の11.5%となり、有利子負債比率も有利子負債の増加により、同40.7ポイント上昇の456.6%となった。ネット有利子負債(有利子負債−現金及び預金)については同471百万円減少したものの、財務体質についてはなお改善の必要性があると思われる。収益性についてはROEが前期の14.1%から6.2%に低下したものの、ROAが2.4%から4.1%に、EBITDAマージンが6.6%から7.6%に上昇するなど、収益力については2020年9月期を底にして回復傾向が続いている。今後もストックビジネスを中心に収益力を強化していくことで、財務体質の改善が進んでいくものと予想される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<NS>
3. 財務状況と経営指標
APAMAN<8889>の2022年9月期期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比2,304百万円増加の35,545百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が959百万円増加したほか、投資用不動産等の商品が591百万円増加した。固定資産では保有不動産の売却により有形固定資産が588百万円減少したほか、のれんが802百万円減少した一方で、無形リース資産が1,463百万円、投資有価証券が685百万円それぞれ増加した。無形リース資産はFC加盟店向け基幹システムとなる「次世代AOS」の一部を計上したものとなる。また、投資有価証券については2021年10月にアーキテクツ・スタジオ・ジャパンの第三者割当増資約5億円をApaman Networkが引き受けたこと等が増加要因となっている。アーキテクツ・スタジオ・ジャパンとは相互のプラットフォームの活用など協業に向けた検討を進めている。
負債合計は前期末比で2,567百万円増加の31,229百万円となった。有利子負債が487百万円、買掛金が388百万円それぞれ増加したほか、「次世代AOS」のリース資産計上に伴い長期リース債務が1,354百万円増加した。また、純資産は同263百万円減少の4,315百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益262百万円を計上した一方で、配当金353百万円を支出したほか、その他の包括利益累計額が226百万円減少したことによる。
経営指標を見ると、財務の安全性を示す自己資本比率は前期末比1.7ポイント低下の11.5%となり、有利子負債比率も有利子負債の増加により、同40.7ポイント上昇の456.6%となった。ネット有利子負債(有利子負債−現金及び預金)については同471百万円減少したものの、財務体質についてはなお改善の必要性があると思われる。収益性についてはROEが前期の14.1%から6.2%に低下したものの、ROAが2.4%から4.1%に、EBITDAマージンが6.6%から7.6%に上昇するなど、収益力については2020年9月期を底にして回復傾向が続いている。今後もストックビジネスを中心に収益力を強化していくことで、財務体質の改善が進んでいくものと予想される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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