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Jトラストのニュース
■業績見通し
● 2022年12月期の業績見通し
Jトラスト<8508>の2022年12月期の連結業績予想については、第1四半期が予想を上回る業績で着地したこと、今後も安定した収益拡大が見込まれ、期初予想を上回る見込みとなったことから、各利益を上方修正した。修正後の業績予想は、営業収益71,300百万円(前期比68.5%増)、営業利益5,500百万円(同4.5%増)、税引前利益7,000百万円(同18.7%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益4,600百万円(同309.6%増)としている。なお、期初予想比では営業収益が0.0%減、営業利益が14.0%増、税引前利益が49.5%増、親会社の所有者に帰属する当期利益が221.7%増となる。
営業利益を677百万円上方修正した内訳としては、日本金融事業で93百万円、東南アジア金融事業で499百万円となっている。東南アジア金融事業は第1四半期に大幅に収益改善し、黒字化を実現したが、BJIで貸出金残高が計画以上に伸びているほか、JTRBでも順調な推移が見込まれており、計画を上回る増益の可能性もあると弊社では見ている。また、日本金融事業で安定的な収益が見込まれることや、韓国及びモンゴル金融事業でもJT親愛貯蓄銀行の子会社化(2022年12月期第2四半期)により、安定的な収益基盤がより強化されることから、一層の収益貢献が期待できる。
なお、2022年4月1日付で完全子会社化したNBとの株式交換については、国際財務報告基準(IFRS)第3号 企業結合により、取得法で会計処理を行う予定である。これにより連結財務諸表上は、負ののれんが発生する見込みだが、これらの金額が現段階で確定していないため、業績予想には含めていない。2022年3月時点でNBの純資産は309億円であったことなどから考えると、発生する負ののれん発生益は少なくはない可能性がある。また、エイチ・エス証券の子会社化についても、中長期的に収益貢献が見込まれ、同社グループの連結業績に相応の影響を与えると考えられるが、金融商品取引業の業績を適正に予想し、開示することは極めて困難であることから、業績予想には含めていない。さらに投資事業では、GL向け債権を全額引き当て済みであることから、今後も判決次第では債権回収が進み利益計上されることになる。
同社は、業績予想を保守的に発表する傾向があることから、2022年12月期についても修正予想をさらに上回る可能性が高いと弊社では見ている。実際、通期業績予想に対する進捗率は、営業利益で35.3%、税引前利益で57.1%、親会社の所有者に帰属する当期利益で78.9%と好調に推移している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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● 2022年12月期の業績見通し
Jトラスト<8508>の2022年12月期の連結業績予想については、第1四半期が予想を上回る業績で着地したこと、今後も安定した収益拡大が見込まれ、期初予想を上回る見込みとなったことから、各利益を上方修正した。修正後の業績予想は、営業収益71,300百万円(前期比68.5%増)、営業利益5,500百万円(同4.5%増)、税引前利益7,000百万円(同18.7%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益4,600百万円(同309.6%増)としている。なお、期初予想比では営業収益が0.0%減、営業利益が14.0%増、税引前利益が49.5%増、親会社の所有者に帰属する当期利益が221.7%増となる。
営業利益を677百万円上方修正した内訳としては、日本金融事業で93百万円、東南アジア金融事業で499百万円となっている。東南アジア金融事業は第1四半期に大幅に収益改善し、黒字化を実現したが、BJIで貸出金残高が計画以上に伸びているほか、JTRBでも順調な推移が見込まれており、計画を上回る増益の可能性もあると弊社では見ている。また、日本金融事業で安定的な収益が見込まれることや、韓国及びモンゴル金融事業でもJT親愛貯蓄銀行の子会社化(2022年12月期第2四半期)により、安定的な収益基盤がより強化されることから、一層の収益貢献が期待できる。
なお、2022年4月1日付で完全子会社化したNBとの株式交換については、国際財務報告基準(IFRS)第3号 企業結合により、取得法で会計処理を行う予定である。これにより連結財務諸表上は、負ののれんが発生する見込みだが、これらの金額が現段階で確定していないため、業績予想には含めていない。2022年3月時点でNBの純資産は309億円であったことなどから考えると、発生する負ののれん発生益は少なくはない可能性がある。また、エイチ・エス証券の子会社化についても、中長期的に収益貢献が見込まれ、同社グループの連結業績に相応の影響を与えると考えられるが、金融商品取引業の業績を適正に予想し、開示することは極めて困難であることから、業績予想には含めていない。さらに投資事業では、GL向け債権を全額引き当て済みであることから、今後も判決次第では債権回収が進み利益計上されることになる。
同社は、業績予想を保守的に発表する傾向があることから、2022年12月期についても修正予想をさらに上回る可能性が高いと弊社では見ている。実際、通期業績予想に対する進捗率は、営業利益で35.3%、税引前利益で57.1%、親会社の所有者に帰属する当期利益で78.9%と好調に推移している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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