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井筒屋のニュース
日経平均株価
始値 26524.94
高値 26547.61(09:00)
安値 26381.93(09:38)
大引け 26449.82(前日比 +3.82 、 +0.01% )
売買高 12億3892万株 (東証プライム概算)
売買代金 2兆8018億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は小幅ながらプラス圏で着地し5日続伸
2.米CPI前の米株高好感し買い先行、その後値はを消す
3.日銀に政策修正の思惑、為替も円高に振れ警戒ムード
4.メガバンクなど銀行株が買われるも上値は重い展開に
5.値下がり銘柄数1000強で値上がりを大きく上回る
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比268ドル高と続伸した。米CPIの発表を控え、FRBが利上げペースを減速させることへの期待から買いが優勢となった。
東京市場では、買い優勢でスタートしたもののその後は値を消し、日経平均株価は一時マイナス圏に沈む場面もあった。
12日の東京市場は、前日の米国株市場で米長期金利の低下などを背景に主要株価指数が揃って上昇したことを受けリスク選好の地合いで始まった。しかし、朝方に外国為替市場で急速に円高が進んだことで、これが重荷となって日経平均は寄り後すぐに値を消す展開となり、前日終値を下回った。一部報道により次回の日銀金融政策決定会合で前回に続いて政策修正の動きが出るのではないかとの思惑が高まり、投資家心理を冷やした。ただ、下値では押し目買いの動きが観測され、日経平均はマイナス圏に沈んだ後は再びプラス圏に浮上。その後は狭いゾーンでのもみ合いに終始した。全体指数はわずかに高かったものの個別株は値を下げるものが目立ち、プライム市場の値下がり銘柄数は1000あまりに及び値上がり銘柄数を大幅に上回っている。
個別では、レーザーテック<6920>がきょうも群を抜く売買代金で上昇したほか、東京エレクトロン<8035>も高い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも出来高を膨らませ大幅高。ファナック<6954>、日本電産<6594>が買われ、村田製作所<6981>も高い。タマホーム<1419>が値上がり率トップとなり、ライフコーポレーション<8194>が急伸。エスプール<2471>も大商いで値を飛ばした。このほか東光高岳<6617>も大きく上値を追った。
半面、ファーストリテイリング<9983>が大きく下値を探り、エーザイ<4523>も売られた。任天堂<7974>、富士通<6702>が安く、オリエンタルランド<4661>も値を下げた。資生堂<4911>も下落した。コシダカホールディングス<2157>が急落、広済堂ホールディングス<7868>も大幅安。シュッピン<3179>、トレジャー・ファクトリー<3093>の下げも目立った。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ファナック <6954>、SBG <9984>、第一三共 <4568>、日産化 <4021>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約66円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、エーザイ <4523>、オリンパス <7733>、資生堂 <4911>、テルモ <4543>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約80円。うち55円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は17業種。上昇率の上位5業種は(1)銀行業、(2)非鉄金属、(3)保険業、(4)鉱業、(5)鉄鋼。一方、下落率の上位5業種は(1)不動産業、(2)繊維製品、(3)その他製品、(4)陸運業、(5)倉庫運輸関連。
■個別材料株
△タマホーム <1419> [東証P]
23年5月期業績・配当予想の上方修正を好感。
△エスプール <2471> [東証P]
障害者雇用に関する一部報道に対しコメント発表。
△出前館 <2484> [東証S]
9~11月期の最終赤字縮小を材料視。
△パルHD <2726> [東証P]
業績・配当予想の上方修正を発表。
△シャノン <3976> [東証G]
みずほ銀行主催のメタバース展示会に「ZIKU」が採用。
△ラキール <4074> [東証G]
日東工 <6651> [東証P]から「LaKeel BI」を受注。
△グッピーズ <5127> [東証G]
9~11月期決算好調で底値圏離脱が鮮明に。
△エヌピーシー <6255> [東証G]
9~11月期営業赤字も成長期待が優勢。
△サイゼリヤ <7581> [東証P]
9~11月営業黒字転換で自社株買いも好感。
△ライフコーポ <8194> [東証P]
第3四半期最終益の進捗率は84%。
▼コシダカHD <2157> [東証P]
9~11月期好決算も目先材料出尽くし感。
▼井筒屋 <8260> [東証S]
3~11月期増益も足もと業績悪を嫌気。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)タマホーム <1419>、(2)ライフコーポ <8194>、(3)東京きらぼし <7173>、(4)エスプール <2471>、(5)東光高岳 <6617>、(6)合同鉄 <5410>、(7)みずほFG <8411>、(8)七十七 <8341>、(9)三菱UFJ <8306>、(10)大平金 <5541>。
値下がり率上位10傑は(1)日医工 <4541>、(2)コシダカHD <2157>、(3)広済堂HD <7868>、(4)シュッピン <3179>、(5)トレファク <3093>、(6)テノ.HD <7037>、(7)gumi <3903>、(8)ABCマート <2670>、(9)日本駐車場 <2353>、(10)Jディスプレ <6740>。
【大引け】
日経平均は前日比3.82円(0.01%)高の2万6449.82円。TOPIXは前日比6.93(0.36%)高の1908.18。出来高は概算で12億3892万株。東証プライムの値上がり銘柄数は742、値下がり銘柄数は1002となった。東証マザーズ指数は743.89ポイント(3.94ポイント安)。
[2023年1月12日]
株探ニュース
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