デサントは買い一巡後、値を下げる、伊藤忠によるＴＯＢに「反対」意見を表明◇

　デサント<8114.T>は後場上昇しスタートしたが、買い一巡後値を下げる展開。同社は午前１１時に伊藤忠商事<8001.Ｔ>の完全子会社であるＢＳインベストメントからの公開買い付け（ＴＯＢ）に対して「反対」意見を表明することを発表した。伊藤忠は先月３１日、デサントに対する保有株比率を４０％（現在３０．４％）に引き上げることを目的にＴＯＢを行うことを発表。ＴＯＢ価格は２８００円で、買い付け株数の上限７２１万株（下限設定はなし）とし、１月３１日から３月１４日まで買い付けている。伊藤忠によるＴＯＢに対するデサントの動向が注目されていたが、この日、反対を表明したことから「敵対的ＴＯＢ」となることが鮮明となった。市場では、今後のデサントの対抗措置などが注目されている。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：minkabuPRESS