日立ハイテクは堅調、チップマウンタ事業からの撤退を発表

　日立ハイテクノロジーズ＜8036.T＞は堅調。一時、前週末比１２６円高の３０６０円まで買われている。同社は５日取引終了後、電子デバイスシステムセグメントに含まれるチップマウンタ事業から撤退すると発表した。
　同社グループでは２００３年から、日立ハイテク１００％子会社である日立ハイテクインスツルメンツで、チップマウンタ装置および周辺装置の開発・製造・サービスを行い、日立ハイテクが販売を担当していた。
　しかし、パソコンやデジタル家電市場の低迷、ハイエンドモバイル市場の成長鈍化の影響を受け、事業環境は厳しい状況が続いており、１５年３月末での撤退を決断した。なお、チップマウンタ事業の１４年３月期の売上高は６８億円と、全体売上に占める比率は１．１％となっている。
　また、業績への影響については現在精査中であり、業績に大きな影響を与えることが見込まれる場合には、確定次第、速やかに発表するとしている。

日立ハイテクの株価は９時５０分現在３０１５円（△８１円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）