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兼松のニュース
23日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:ナスダックの上昇もあり、マザーズなど中小型株の一角に資金が集中
■ガイシ、21/3上方修正 営業利益490億円←460億円
■前場の注目材料:三菱商事、NTTと新会社、食品流通向けDX企画
■ナスダックの上昇もあり、マザーズなど中小型株の一角に資金が集中
23日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が続きそうである。22日の米国市場はNYダウが103ドル高だった。予想を下回った2月中古住宅販売件数やシカゴ連銀全米活動指数を嫌気される場面がみられたが、長期金利の低下を受けたハイテク株の上昇に支えられ、上昇に転じている。また、バイデン政権が最大3兆ドル規模の大型公共投資を検討していると報じられると、景気回復への期待が一段と強まり、引けにかけて上げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比185円高の29115円。円相場は1ドル108円80銭台で推移している。
ハイテク主導による米国市場の流れを受けて、自律反発の流れが先行しそうである。日経平均は直近2日間で1000円を超える下落となったこともあり、売り方の買い戻しも意識されやすいところであろう。長期金利の低下も安心感につながりやすく、指数寄与度の大きい値がさ株などへの見直す流れも期待されやすい。ただし、足元の下落のトリガーとなったのは、日銀の金融政策決定会合での、今後のETF買い入れによるリバランス対応に伴う影響である。ETF買い入れは指数の構成銘柄が最も多いTOPIXに連動するもののみを買い入れることとすると発表しており、昨日の下落時において日銀はTOPIX型のETFを買い入れている。
足元ではTOPIXの上昇基調により、日銀対応を想定した売買はみられていたものの、昨日の2%を超える日経平均の下落をみても、サプライズは大きかったとみられる。そのためアク抜けとはならず、日経平均型売りに対してTOPIX型買いによるリバランスの動きが引き続き継続する可能性はありそうだ。そのため、ハイテク株などが自律反発の流れから修正リバウンドをみせてきたとしても、戻り待ちの売り圧力は意識されやすく、リバウンド一巡後は結果的にはバリューシフトの流れに向かいやすいだろう。
とはいえ、リバランスの流れであるため、資金流出ではない。日経平均は大きく調整する場面においても、昨日の東証1部の昨年来高値更新銘柄は200を超えている。日経平均の調整ほど、センチメントは悪化していないだろう。物色の流れとしてはNTショートを意識した大きな需給リバランスのなか、個人主体の資金はナスダックの上昇もあり、マザーズなど中小型株の一角に資金が集中しやすいと考えられる。また、年度末接近による配当志向の物色も意識されやすい。
■ガイシ、21/3上方修正 営業利益490億円←460億円
ガイシ<5333>は2021年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は前回予想の460億円から490億円に上方修正している。米国や中国をはじめとする自動車市況の回復を受けて1月に上方修正しているが、第4四半期においても円安に加え、中国トラック市場の活況が継続したことから、前回予想を上回る見通し。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(32731.20、+103.23)
・ナスダック総合指数は上昇(13377.54、+162.31)
・シカゴ日経225先物は上昇(29115、大阪比+185)
・SOX指数は上昇(3077.55、+66.18)
・VIX指数は低下(18.88、-2.07)
・米原油先物は上昇(61.56、+0.12)
・米長期金利は低下
・海外コロナワクチン接種の進展
・世界的金融緩和の長期化
・株価急落時の日銀ETF買い
・三菱商事<8058>NTTと新会社、食品流通向けDX企画
・清水建設<1803>ロボ新組織、自律型の開発加速
・ルネサス<6723>火災、経産省が支援検討、復旧への調達、製造装置中心に見極め
・第一三共<4568>東大と開発のコロナワクチン治験開始
・OLC<4661>東京ディズニー、1日から営業時間延長、入場上限1万人→2万人に
・兼松<8020>エヌ・エス・シー買収、携帯販売事業拡大
・エイチワン<5989>ホンダ系部品メーカー、新技術で次代に備え、系列超え協業推進
・日産自<7201>日産など、交通安全で仮想研究所、まず高齢運転者事故対策
・ファナック<6954>中国ロボ工場増設、260億円投資
・コマツ<6301>米豪の石炭機械事業売却、脱炭素にらむ
・芝浦機械<6104>物流施設開発を検討
・アルプスアルパイン<6770>5GNRモジュール、車載用サンプル出荷
・大日住薬<4506>候補薬の育成急務−抗がん剤「ナパブカシン」の臨床中止
・富士フイルム<4901>再生医療VBに1億円出資、iPS細胞活用
・日本製鉄<5401>DX人材を30年度2400人育成、25年度に1000人
・トクヤマ<4043>次世代半導体の薬液品質計測、台湾ITRIと開発
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・3月政府月例経済報告
<海外>
・特になし <ST>
■株式見通し:ナスダックの上昇もあり、マザーズなど中小型株の一角に資金が集中
■ガイシ、21/3上方修正 営業利益490億円←460億円
■前場の注目材料:三菱商事、NTTと新会社、食品流通向けDX企画
■ナスダックの上昇もあり、マザーズなど中小型株の一角に資金が集中
23日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が続きそうである。22日の米国市場はNYダウが103ドル高だった。予想を下回った2月中古住宅販売件数やシカゴ連銀全米活動指数を嫌気される場面がみられたが、長期金利の低下を受けたハイテク株の上昇に支えられ、上昇に転じている。また、バイデン政権が最大3兆ドル規模の大型公共投資を検討していると報じられると、景気回復への期待が一段と強まり、引けにかけて上げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比185円高の29115円。円相場は1ドル108円80銭台で推移している。
ハイテク主導による米国市場の流れを受けて、自律反発の流れが先行しそうである。日経平均は直近2日間で1000円を超える下落となったこともあり、売り方の買い戻しも意識されやすいところであろう。長期金利の低下も安心感につながりやすく、指数寄与度の大きい値がさ株などへの見直す流れも期待されやすい。ただし、足元の下落のトリガーとなったのは、日銀の金融政策決定会合での、今後のETF買い入れによるリバランス対応に伴う影響である。ETF買い入れは指数の構成銘柄が最も多いTOPIXに連動するもののみを買い入れることとすると発表しており、昨日の下落時において日銀はTOPIX型のETFを買い入れている。
足元ではTOPIXの上昇基調により、日銀対応を想定した売買はみられていたものの、昨日の2%を超える日経平均の下落をみても、サプライズは大きかったとみられる。そのためアク抜けとはならず、日経平均型売りに対してTOPIX型買いによるリバランスの動きが引き続き継続する可能性はありそうだ。そのため、ハイテク株などが自律反発の流れから修正リバウンドをみせてきたとしても、戻り待ちの売り圧力は意識されやすく、リバウンド一巡後は結果的にはバリューシフトの流れに向かいやすいだろう。
とはいえ、リバランスの流れであるため、資金流出ではない。日経平均は大きく調整する場面においても、昨日の東証1部の昨年来高値更新銘柄は200を超えている。日経平均の調整ほど、センチメントは悪化していないだろう。物色の流れとしてはNTショートを意識した大きな需給リバランスのなか、個人主体の資金はナスダックの上昇もあり、マザーズなど中小型株の一角に資金が集中しやすいと考えられる。また、年度末接近による配当志向の物色も意識されやすい。
■ガイシ、21/3上方修正 営業利益490億円←460億円
ガイシ<5333>は2021年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は前回予想の460億円から490億円に上方修正している。米国や中国をはじめとする自動車市況の回復を受けて1月に上方修正しているが、第4四半期においても円安に加え、中国トラック市場の活況が継続したことから、前回予想を上回る見通し。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(32731.20、+103.23)
・ナスダック総合指数は上昇(13377.54、+162.31)
・シカゴ日経225先物は上昇(29115、大阪比+185)
・SOX指数は上昇(3077.55、+66.18)
・VIX指数は低下(18.88、-2.07)
・米原油先物は上昇(61.56、+0.12)
・米長期金利は低下
・海外コロナワクチン接種の進展
・世界的金融緩和の長期化
・株価急落時の日銀ETF買い
・三菱商事<8058>NTTと新会社、食品流通向けDX企画
・清水建設<1803>ロボ新組織、自律型の開発加速
・ルネサス<6723>火災、経産省が支援検討、復旧への調達、製造装置中心に見極め
・第一三共<4568>東大と開発のコロナワクチン治験開始
・OLC<4661>東京ディズニー、1日から営業時間延長、入場上限1万人→2万人に
・兼松<8020>エヌ・エス・シー買収、携帯販売事業拡大
・エイチワン<5989>ホンダ系部品メーカー、新技術で次代に備え、系列超え協業推進
・日産自<7201>日産など、交通安全で仮想研究所、まず高齢運転者事故対策
・ファナック<6954>中国ロボ工場増設、260億円投資
・コマツ<6301>米豪の石炭機械事業売却、脱炭素にらむ
・芝浦機械<6104>物流施設開発を検討
・アルプスアルパイン<6770>5GNRモジュール、車載用サンプル出荷
・大日住薬<4506>候補薬の育成急務−抗がん剤「ナパブカシン」の臨床中止
・富士フイルム<4901>再生医療VBに1億円出資、iPS細胞活用
・日本製鉄<5401>DX人材を30年度2400人育成、25年度に1000人
・トクヤマ<4043>次世代半導体の薬液品質計測、台湾ITRIと開発
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・3月政府月例経済報告
<海外>
・特になし <ST>
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