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<話題の焦点>=電子ペーパー、静止画市場で用途拡大に拍車

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/10/05 12:10
 電子ペーパーは、紙の長所とされる視認性や携帯性を保った表示媒体のうち、表示内容を電気的に書き換えられるものをいい、次世代の表示媒体として注目を集めている。1970年代に米国ゼロックス社のパロアルト研究所に所属していたニック・シェリドン氏が「Gyricon(ジリコン)」と呼ばれる最初の電子ペーパーを開発した。

 バックライトが不要で書き換え時のみ電力を使うため、消費電力が少なく、停電時でも表示が可能。また、高コントラストかつ反射型表示方式のため、屋外では有機ELを上回る視認性が確保できる。電子ペーパーは、優位性のある静止画分野で商品化が進んでいる。具体的には、電子看板、電子公告、電子値札などがある。現状の主な用途は、POP(購買時点での広告)が主力だが、今後は学校や公共施設の掲示板、電子カルテなどの需要が見込めそうだ。さらに、腕時計、イヤリングなどファッション関連品への用途開発も進展をみせそうだ。

 ソニー<6758.T>は、PDFなどの電子文書を“まるで紙のように読み書きできる”を追求したデジタルペーパー「DPT-RP1」を、今年6月5日から発売している。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は8万円前後。従来機種のデジタルペーパー「DPT-S1」は、現在、文献や論文などの文書を扱う大学教員や医師、大量の紙を扱う税理士や弁護士などに利用され、ペーパーレス化を実現している、新機種では、一層の軽量化を図ったほか、従来機種よりもページ送り速度を最大約2倍に高めるなどで、読みやすさの向上を図っている。さらに、ソニーは、電子ペーパー搭載の腕時計「FES Watch」も商品化している。

 凸版印刷<7911.T>は16年10月、表示部と制御部を分離して利用できる薄型A4サイズの電子ペーパーディスプレー「Pella(ペラ)」を開発したと発表した。フレキシブル電子ペーパーのディスプレー部と、書き換えを行なう制御部の2つに分離できる構造を採用。書き換え動作以外では電力を使わずに表示が続く電子ペーパーの特性を生かし、書き換えた後は薄型の表示のみで閲覧できる。主に産業用途での利用を想定しており、工場で作業内容を支持する工程管理表や作業指示書、物流関連における管理表など、これまで紙で行なわれていた作業のペーパーレス化として、18年4月から本格販売を予定している。
 大日本印刷<7912.T>は、電子ペーパー「PRISM(プリズム)」を搭載し、消費者の行動で異なる色や絵柄を表示するPOPを開発した。消費者がこのPOPの前の商品を手に取ったり、会員カードなどをこのPOPにかざしたりすると、それに反応して電子ペーパーの色や絵柄が変化する電子ペーパーで、今年4月から販売している。

 東レ<3402.T>グループは、新規に「電子ペーパー用CNT透明導電フィルム」を開発し、量産体制を整えている。世界最高レベルの極めて高い透明性と導電性を実現するとともに、屈曲や伸びに強いフレキシブル性があり、耐久信頼性、ニュートラルな色目など優れた特徴を有する。このフィルムは、近年、急速に普及しつつある電子書籍や電子看板などの電子ペーパー用途へ展開が可能だ。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ
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