福島印刷、今期経常を2.1倍上方修正

　福島印刷 <7870> [名証２] が6月22日後場(15:00)に決算を発表。18年8月期第3四半期累計(17年9月-18年5月)の経常利益(非連結)は前年同期比17.5％減の2億6900万円に減った。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の1億4200万円→3億0400万円(前期は4億1600万円)に2.1倍上方修正し、減益率が65.9％減→26.9％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の経常利益も従来予想の4500万円→2億0700万円(前年同期は3億2400万円)に4.6倍増額し、減益率が86.1％減→36.1％減に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である3-5月期(3Q)の経常利益は前年同一期間比26.5％減の1億7200万円に減り、売上営業利益率は前年同一期間の12.5％→8.8％に低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社の平成30年8月期通期の業績見通しにつきましては、売上高は概ね予想水準となっておりますが、高付加価値商材を中心とした主力のＤＭＤＰが好調に推移していることに加え、諸経費の効率的な運用等により、利益面では営業利益、経常利益、当期純利益ともに前回予想を上回る見込みであります。