＜話題の焦点＞＝「妖怪ウォッチ」に続け！！ 「スナックワールド」に人気化期待

　妖怪ウォッチを手掛けたレベルファイブが、新たなクロスメディアタイトルとして、「スナックワールド」を展開することを発表しており、早くも人気化期待が高まっている。

　レベルファイブから２０１３年７月１１日に発売されたニンテンドー３ＤＳ専用ゲームソフト「妖怪ウォッチ」はコミックやアニメなどによる多角メディア展開で大ヒットし、バンダイナムコホールディングス<7832.T>が販売する妖怪メダルは昨年１月の発売以降、品薄になったことも話題となった。

　「スナックワールド」はこの「妖怪ウォッチ」に続くクロスメディアタイトル。ゲームソフトは３ＤＳに加えて、スマートフォン向けにも発売、３ＤＣＧアニメーションがテレビ東京系、全国の東宝<9602.T>系の上映で映画化も決定しており、「妖怪ウォッチ」を上回る規模でクロスメディア戦略が行われる予定。

　「スナックワールド」の主人公が利用する武器という設定の「ジャラ」というアイテムについては、タカラトミー<7867.T>が玩具として発売する予定で、ＮＦＣ搭載のニンテンドー３ＤＳやスマホにタッチすることでアイテムがゲームに登場するという連動性もＰＲしていく。この「ジャラ」には村田製作所製のＮＦＣチップが内蔵され、「ジャラ」内のＮＦＣにゲームのデータなどを書き込むことも可能という。「妖怪ウォッチ」はクロスメディア戦略でさまざまな企業が恩恵を受けたが、「スナックワールド」もソフト販売以外にも波及が期待される。

◆スナックワールドの関連銘柄

任天堂<7974.T>　　　　「スナックワールド」との連動で３ＤＳの販売増に期待
タカラトミー<7867.T>　「ジャラ」と呼ばれる玩具を販売
村田製<6981.T>　　　　「ジャラ」とゲームが連動するＮＦＣチップを供給
テレ東ＨＤ<9413.T>　　テレビアニメを放送
東宝<9602.T>　　　　　映画公開を担当


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）