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ブイ・テクノロジーのニュース
日経平均株価
始値 27549.37
高値 27897.72(15:00)
安値 27505.48(09:02)
大引け 27883.78(前日比 +365.53 、 +1.33% )
売買高 13億6674万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆3011億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅高で3日続伸、後場に上げ足加速
2.前日の米株市場は軟調な展開も東京市場は強さを発揮
3.権利付最終日で配当権利取り狙いの買いが押し上げる
4.後場終盤には配当再投資に絡む買いが先物経由で流入
5.プライム市場の95%の銘柄が上昇、売買代金も高水準
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比37ドル安と4日ぶりに反落した。米長期金利が上昇するなか、ハイテク株やディフェンシブ株が売られた。
東京市場では、リスク選好の地合いとなり、日経平均株価は小高く始まったあとも上値を追う展開となった。前場は伸び悩んだが、後場に入ると上げ足が強まり、2万7800円台に歩を進めた。
29日の東京市場は、想定以上に強い地合いだった。前日は欧州株市場が全面高だったものの、米国株市場では金利上昇を背景にハイテク株などに売りが出て主要株価指数が揃って下落。これを受けて東京市場でも朝方は気迷いムードのなかでスタートした。しかし、その後は駆け込みでの配当権利取り狙いの買いが入ったほか、後場終盤には配当再投資に絡む先物買いが全体相場を押し上げる格好となった。日経平均寄与度の高い一部の値がさ株の上昇も指数押し上げに寄与。取引時間中に外国為替市場でドル高・円安が進んだことも追い風となった。プライム市場の約95%の銘柄が上昇するという文字通りの全面高商状となっている。また、売買代金も3兆3000億円台と大きく膨らみ、3月17日以来となる高水準だった。
個別では、群を抜く売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が大きく値を上げたほか、ソフトバンクグループ<9984>も商いを伴い大幅高。キーエンス<6861>が買われ、日本製鉄<5401>も堅調。任天堂<7974>、信越化学工業<4063>なども高い。武田薬品工業<4502>が上昇し、NTT<9432>も買いが優勢だった。ピアラ<7044>はストップ高。ブイ・テクノロジー<7717>が急伸、ブレインパッド<3655>、ファイバーゲート<9450>、フジテック<6406>、RPAホールディングス<6572>なども買われた。
半面、東京エレクトロン<8035>が軟調、日本郵船<9101>、商船三井<9104>なども売りに押された。中部鋼鈑<5461>の下げが目立ったほか、TOKYO BASE<3415>、岡三証券グループ<8609>が安く、楽天グループ<4755>も値を下げた。旭ダイヤモンド工業<6140>も利益確定の売りが優勢だった。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、ファストリ <9983>、ダイキン <6367>、ファナック <6954>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約142円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、第一三共 <4568>、テルモ <4543>、楽天グループ <4755>、郵船 <9101>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約12円。うち9円は東エレク1銘柄によるもの。
東証33業種のうち32業種が上昇し、下落は海運業のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)鉱業、(2)ゴム製品、(3)輸送用機器、(4)パルプ・紙、(5)情報・通信業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)精密機器、(2)銀行業、(3)電気・ガス業、(4)医薬品、(5)空運業。
■個別材料株
△フロンテオ <2158> [東証G]
ヘルペスウイルスベクターの構築・機能解析で共同研究開始。
△エスクリ <2196> [東証P]
HASUNAとの資本・業務提携を発表。
△スタティアH <3393> [東証P]
ITインフラ関連堅調で今期業績予想を上方修正。
△GAテクノ <3491> [東証G]
「チャットGPT」活用の検討開始を材料視。
△セプテニHD <4293> [東証S]
SBI証券が投資判断「買い」で新規カバレッジ。
△ピアラ <7044> [東証P]
新中期経営計画の策定を材料視。
△Vテク <7717> [東証P]
海外で100億円の大口受注獲得。
△レーサム <8890> [東証S]
今期最終益・配当予想の上方修正を好感。
△アクシスC <9344> [東証G]
成長期待で直近IPOに投資資金流入。
△ソフトバンクG <9984> [東証P]
アリババ株の大幅上昇を材料視。
▼セルシス <3663> [東証S]
UI/UX事業譲渡の締結協議延長と発表。
▼郵船 <9101> [東証P]
配当落ち後の株価動向に警戒感。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ピアラ <7044>、(2)ファイバーG <9450>、(3)Vテク <7717>、(4)スタティアH <3393>、(5)ブレインP <3655>、(6)フリービット <3843>、(7)ソフトクリエ <3371>、(8)鎌倉新書 <6184>、(9)フジテック <6406>、(10)RPA <6572>。
値下がり率上位10傑は(1)中部鋼鈑 <5461>、(2)T-BASE <3415>、(3)パリミキHD <7455>、(4)岡三 <8609>、(5)東洋証券 <8614>、(6)オーイズミ <6428>、(7)楽天グループ <4755>、(8)ミダックHD <6564>、(9)旭ダイヤ <6140>、(10)駒井ハルテク <5915>。
【大引け】
日経平均は前日比365.53円(1.33%)高の2万7883.78円。TOPIXは前日比28.81(1.46%)高の1995.48。出来高は概算で13億6674万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1734、値下がり銘柄数は78となった。東証マザーズ指数は746.47ポイント(5.85ポイント高)。
[2023年3月29日]
株探ニュース
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