決算プラス・インパクト銘柄 【東証プライム】 … 積水ハウス、ファーマＦ、くら寿司 (6月3日～9日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある東証プライムの銘柄である。株価が決算発表前日の水準から10日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　アインＨＤ <9627>
　22年4月期の連結経常利益は前の期比26.8％増の160億円になり、23年4月期も前期比27.8％増の205億円に伸びを見込み、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

★No.3　アイル <3854>
　22年7月期第3四半期累計(21年8月-22年4月)の連結経常利益は前年同期比14.2％増の15.6億円に伸び、通期計画の20.2億円に対する進捗率は77.0％となり、5年平均の76.7％とほぼ同水準だった。

★No.4　日本駐車場 <2353>
　22年7月期第3四半期累計(21年8月-22年4月)の連結経常利益は前年同期比33.0％増の37.3億円に拡大し、通期計画の44億円に対する進捗率は84.9％に達したものの、5年平均の91.4％を下回った。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<9627> アインＨＤ 　　東Ｐ 　 +21.65 　　6/ 3　本決算　　　 27.80
<9262> シルバライフ 　東Ｐ 　 +13.40 　　6/ 7　　　3Q　　　-31.33
<3854> アイル 　　　　東Ｐ　　 +7.05 　　6/ 7　　　3Q　　　 14.20
<2353> 日本駐車場 　　東Ｐ　　 +6.21 　　6/ 3　　　3Q　　　 32.98
<2929> ファーマＦ 　　東Ｐ　　 +5.15 　　6/ 3　　　3Q　　　-60.38

<1928> 積水ハウス 　　東Ｐ　　 +3.87 　　6/ 9　　　1Q　　　 54.79
<2217> モロゾフ 　　　東Ｐ　　 +3.82 　　6/ 6　　　1Q　　　 21.43
<9678> カナモト 　　　東Ｐ　　 +3.36 　　6/ 3　　上期　　　-13.55
<7605> フジコーポ 　　東Ｐ　　 +1.50 　　6/ 6　　上期　　　 22.36
<6184> 鎌倉新書 　　　東Ｐ　　 +1.28 　　6/ 9　　　1Q　　　-23.68

<2695> くら寿司 　　　東Ｐ　　 +0.82 　　6/ 8　　上期　　　195.95

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした10日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース