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アイリックコーポレーションのニュース
■要約
アイリックコーポレーション<7325>は、企業テーマに「人と保険の未来をつなぐ~Fintech Innovation~」を掲げている。自社開発のシステム・サービスを活用し、保険分析・販売支援プラットフォーマーとして事業展開するFintech企業である。
1. 来店型保険ショップ、保険分析・販売支援ソリューション、スマートOCR(R)を展開
自社開発した業界唯一のワンストップ型保険分析・検索システム「保険IQシステム(R)」(以下、「保険IQシステム」)を活用して、来店型保険ショップ「保険クリニック」を直営とFCで全国展開するとともに、保険分析・販売支援プラットフォーマーとして金融機関や保険代理店向けの「ASシステム」シリーズの販売を行っている。また、AIを搭載した非定型帳票対応の次世代型光学的文字認識システム「スマートOCR(R)(AI-OCR)」(以下、「スマートOCR」)関連を成長分野と位置付けている。
2. 自社開発システムによるワンストップソリューションが強み
保険販売(訪問型、来店型)は競合の多い市場だが、コンサルティングから契約まで業界唯一のシステムを自社開発して、ワンストップソリューションで展開していることが強み・競合優位性となっている。市場環境として、かつては90%前後を占めていた生命保険営業員からの加入比率が低下し、一方で保険代理店からの加入比率は上昇基調である。同社にとって市場環境は良好と言えるだろう。さらに「ASシステム」シリーズや「スマートOCR」の採用も拡大基調である。
3. 2022年6月期第3四半期累計は増収増益着地と堅調
2022年6月期第3四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比13.1%増の3,839百万円、営業利益が同4.4%増の297百万円、経常利益が同6.0%増の307百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同4.9%増の182百万円となった。増収増益となり堅調な着地であった。売上面では、来店型保険ショップ「保険クリニック」における新規来店者数が新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)による外出自粛の影響を受けたが、新規出店効果に加えて、ソリューション事業AS部門の好調がけん引した。利益面では、「保険クリニック」直営店の新規出店関連の先行投資費用や、システム事業の「スマートOCR」受注増加に伴うカスタマイズ関連費用などが増加したが、増収効果で吸収した。
4. 2022年6月期通期予想は期初予想を据え置いて大幅増収増益予想
2022年6月期通期の連結業績予想は期初予想を据え置いて、売上高が前期比20.0%増の5,564百万円、営業利益が同50.3%増の550百万円、経常利益が同48.8%増の557百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同49.6%増の349百万円としている。システム投資、店舗網拡大、広告宣伝活動などへ戦略的な先行投資を実行して販管費が増加するが、主力事業がおおむね順調に推移して大幅増収増益予想としている。弊社では、コロナ禍の影響が和らぎ、積極的な事業展開で同社予想に上振れ余地があると見ている。
5. 2023年6月期に売上高70億円、営業利益10億円を目指す
「3年後のあるべき姿」を策定し、目標数値に2023年6月期の売上高70億円、営業利益10億円を掲げている。2021年6月期と2022年6月期は「投資・準備期間」と位置付けて、システム投資、人財投資、広告宣伝投資などへ戦略的な先行投資を実行する。そして2023年6月期を「成長の年」として目標数値の達成を目指す。保険分析・販売支援プラットフォーマーとして収益拡大を図るとともに、成長分野と位置付ける「スマートOCR」の拡販も推進し、業界の枠を超えたFintech企業としての成長を目指す方針だ。弊社では、保険分析・販売支援プラットフォーマーとしての地位確立や「スマートOCR」の多方面への展開によって、中長期的に成長ポテンシャルが大きいと評価している。
■Key Points
・自社開発システムを活用し、保険分析・販売支援プラットフォーマーとして事業展開するFintech企業
・2022年6月期は大幅増収増益予想、さらに上振れ余地
・中長期的に成長ポテンシャル大きい
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<EY>
アイリックコーポレーション<7325>は、企業テーマに「人と保険の未来をつなぐ~Fintech Innovation~」を掲げている。自社開発のシステム・サービスを活用し、保険分析・販売支援プラットフォーマーとして事業展開するFintech企業である。
1. 来店型保険ショップ、保険分析・販売支援ソリューション、スマートOCR(R)を展開
自社開発した業界唯一のワンストップ型保険分析・検索システム「保険IQシステム(R)」(以下、「保険IQシステム」)を活用して、来店型保険ショップ「保険クリニック」を直営とFCで全国展開するとともに、保険分析・販売支援プラットフォーマーとして金融機関や保険代理店向けの「ASシステム」シリーズの販売を行っている。また、AIを搭載した非定型帳票対応の次世代型光学的文字認識システム「スマートOCR(R)(AI-OCR)」(以下、「スマートOCR」)関連を成長分野と位置付けている。
2. 自社開発システムによるワンストップソリューションが強み
保険販売(訪問型、来店型)は競合の多い市場だが、コンサルティングから契約まで業界唯一のシステムを自社開発して、ワンストップソリューションで展開していることが強み・競合優位性となっている。市場環境として、かつては90%前後を占めていた生命保険営業員からの加入比率が低下し、一方で保険代理店からの加入比率は上昇基調である。同社にとって市場環境は良好と言えるだろう。さらに「ASシステム」シリーズや「スマートOCR」の採用も拡大基調である。
3. 2022年6月期第3四半期累計は増収増益着地と堅調
2022年6月期第3四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比13.1%増の3,839百万円、営業利益が同4.4%増の297百万円、経常利益が同6.0%増の307百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同4.9%増の182百万円となった。増収増益となり堅調な着地であった。売上面では、来店型保険ショップ「保険クリニック」における新規来店者数が新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)による外出自粛の影響を受けたが、新規出店効果に加えて、ソリューション事業AS部門の好調がけん引した。利益面では、「保険クリニック」直営店の新規出店関連の先行投資費用や、システム事業の「スマートOCR」受注増加に伴うカスタマイズ関連費用などが増加したが、増収効果で吸収した。
4. 2022年6月期通期予想は期初予想を据え置いて大幅増収増益予想
2022年6月期通期の連結業績予想は期初予想を据え置いて、売上高が前期比20.0%増の5,564百万円、営業利益が同50.3%増の550百万円、経常利益が同48.8%増の557百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同49.6%増の349百万円としている。システム投資、店舗網拡大、広告宣伝活動などへ戦略的な先行投資を実行して販管費が増加するが、主力事業がおおむね順調に推移して大幅増収増益予想としている。弊社では、コロナ禍の影響が和らぎ、積極的な事業展開で同社予想に上振れ余地があると見ている。
5. 2023年6月期に売上高70億円、営業利益10億円を目指す
「3年後のあるべき姿」を策定し、目標数値に2023年6月期の売上高70億円、営業利益10億円を掲げている。2021年6月期と2022年6月期は「投資・準備期間」と位置付けて、システム投資、人財投資、広告宣伝投資などへ戦略的な先行投資を実行する。そして2023年6月期を「成長の年」として目標数値の達成を目指す。保険分析・販売支援プラットフォーマーとして収益拡大を図るとともに、成長分野と位置付ける「スマートOCR」の拡販も推進し、業界の枠を超えたFintech企業としての成長を目指す方針だ。弊社では、保険分析・販売支援プラットフォーマーとしての地位確立や「スマートOCR」の多方面への展開によって、中長期的に成長ポテンシャルが大きいと評価している。
■Key Points
・自社開発システムを活用し、保険分析・販売支援プラットフォーマーとして事業展開するFintech企業
・2022年6月期は大幅増収増益予想、さらに上振れ余地
・中長期的に成長ポテンシャル大きい
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<EY>
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