安永、今期最終を一転黒字に上方修正

　安永 <7271> が2月14日大引け後(15:30)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終損益は0.7億円の赤字(前年同期は11.4億円の黒字)に転落した。
　しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の0.5億円の赤字→1億円の黒字(前期は12.3億円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の800万円→1.5億円(前年同期は7.1億円)に20倍増額し、減益率が98.9％減→77.8％減に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終損益は0.1億円の赤字(前年同期は6.1億円の黒字)に転落し、売上営業利益率は前年同期の7.0％→1.6％に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2020年3月期通期連結業績予想について、主としてエンジン部品事業における北米のＧＭグループ向けの受注がストライキの挽回生産で回復すること等により売上高が増加する見通しです。また、機械装置事業における原価低減活動及びエンジン部品事業の売上高増加の影響等により営業利益が増加する見通しです。さらに、主として外貨建て資産の為替評価損の縮小等により経常利益が増加する見通しです。　以上の結果、2019年10月31日に公表した業績予想を修正いたします。(注)上記予想は、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。