ロジスネクス、非開示だった今期最終は赤字縮小、未定だった配当は5円減配

　三菱ロジスネクスト <7105> が10月8日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結最終損益が40億円の赤字(前期は52.4億円の赤字)に赤字幅が縮小する見通しと発表した。

　同時に、従来未定としていた期末一括配当は8円(前期は13円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　世界経済は、足下では新型コロナウイルスの感染拡大ペースが徐々に落ち着きつつあるものの、欧州等で感染が再拡大するなど予断を許さない状況が続くなか、経済活動は大きく縮小し、中国等の一部の国・地域を除いてはマイナス成長となることが予想されます。　日本において緊急事態宣言が発令され、また海外各国・地域でロックダウン等が実施された第１四半期において、企業活動は大きく制限されることとなり、受注活動の停止、検収延期を余儀なくされ、かつお客様へのアフターサービスの提供が滞るなど、新型コロナウイルス感染症の拡大は、当社グループの経営に大きな影響を及ぼす結果となりました。　今回公表致しました連結業績予想は、新型コロナウイルス感染症の収束が不透明な中で、現在の世界各国・地域における経済社会活動の再開を模索する歩みが、2021年３月期を通じて継続することを前提としております。しかしながら世界各国・地域での設備投資意欲の減退および企業活動全般の停滞から、前第４四半期来低迷する世界のフォークリフト需要の回復が本格化するまでには、まだ時間を要するものと想定しており、売上高および当期純利益を除く各段階の利益において、前年実績を下回る見通しとなりました。　なお、のれん等償却前営業利益は70億円と前期実績と比較して△113億円の減額を予想しております。(注)上記の業績予想につきましては、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因により予想数値と異なる可能性がございます。

　　当社は、剰余金の配当につきましては、将来の成長に向けた内部留保の確保を適切に図りつつ、安定的な還元を継続して行うことを基本方針としております。　業績予想が困難であることから、2021年３月期の配当予想を未定としておりましたが、上記の業績予想を踏まえ、期末配当予想を８円と致します。