ＮＫＫ、今期経常を一転44％減益に下方修正

　ＮＫＫスイッチズ <6943> [ＪＱ] が2月4日大引け後(16:00)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比70.3％減の8200万円に大きく落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の5億3000万円→1億5000万円(前期は2億6800万円)に71.7％下方修正し、一転して44.0％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の4億4600万円→6600万円(前年同期は1億5300万円)に85.2％減額し、一転して56.9％減益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は200万円の赤字(前年同期は1億6100万円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の7.0％→-0.3％に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　貿易摩擦の激化等により市場環境の急激な回復が見込まれないことを踏まえまして、売上高を上記のとおり修正いたします。利益面につきましては、引き続き費用の抑制に努めて参りますが、米国関税負担の増加、原材料費の高騰、中国・日本における人件費の増大、マクタン工場建設に伴う経費高止まりなどの課題が継続することなどに鑑み、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益におきましても上記のとおり修正いたします。（注）上記の業績予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々　　　な要因によって異なる結果となる可能性があります。