アクモス（6888）好業績期待を背景に上昇トレンド堅持、底堅い推移を見せる◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

好業績期待を背景に上昇トレンド堅持、底堅い推移を見せる

【事業内容】
　ITソリューション事業を主軸とし、公共系・産業系のネットワーク構築やシステム運用監視、ソフトウェア開発、医療情報システム、さらには宇宙関連システムから地図情報提供サービスまで幅広い領域をカバー。EC支援の他、情報セキュリティ分野の『SYMPROBUS』シリーズに強みを発揮、消防通信指令システムなども手がける。

【業績面】
　業績面においては4/30に第3Q決算を発表、売上高は前期比4.3％増収、営業利益は同46.2％増益で着地。主力のITソリューション事業においてシステムエンジニアリング、受託開発ともに好調、官公庁案件を着実に受注して成長が続く。育成中のITサービス事業では情報セキュリティ対応強化（ネットワーク・データ・デバイス）、BPOソリューション拡張（人の健康・教育）、空間情報の利活用（自治体）、業種特化型ICTサービス（自治体・自動車・医療）など注力分野を絞りつつ、BPOサービスの受注獲得を狙う。

【株価動向】
　株価は3/19に安値227円をつけた後は反発に転じて4月末には200日移動平均線を突破。6/23には高値728円をつけるなど上値を伸ばしており、足元では短期調整から反転して再び上値指向を強めてきている。3Q時点ですでに通期計画を大幅に超過しており、4-6月期はコロナ禍影響懸念残るも堅調な業績着地が見込まれる。