ＮＥＣ、１９年３月期は事業構造改革費用を織り込み営業利益２１％減見込み

　ＮＥＣ<6701.T>は２７日取引終了後、１９年３月期業績予想（ＩＦＲＳ）を発表した。売上高は２兆８３００億円（前期比０．５％減）、営業利益は５００億円（同２１．７％減）、純利益は２５０億円（同４５．５％減）と減益を見込んでいる。

　ＮＥＣエナジーデバイスの非連結化に伴う減収があるものの、注力事業であるセーフティ事業の拡大などが寄与し、売り上げは前期からほぼ横ばいとなる見通し。利益面では、前期に実施した固定費削減やセーフティ事業の改善、ＮＥＣエナジーデバイスの株式譲渡益が貢献するものの、「２０２０中期経営計画」実現に向けた事業構造改革費用４００億円を織り込むことから大幅な減益となる見込み。年間配当は実質前期比２０円減の４０円を予定している。

　１８年３月期業績は、売上高２兆８４４４億４７００万円（前の期比６．７％増）、営業利益６３８億５０００万円（同５２．６％増）、純利益４５８億７０００万円（同６８．０％増）だった。

出所：minkabuPRESS