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【↑】日経平均 大引け| 小反発、米ハイテク株高も円高重荷で上値は重い (9月16日)

配信元:株探
投稿:2020/09/16 16:17

日経平均株価
始値  23425.23
高値  23506.45(12:30)
安値  23397.43(09:16)
大引け 23475.53(前日比 +20.64 、 +0.09% )

売買高  11億6886万株 (東証1部概算)
売買代金  2兆1398億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は小反発、米ハイテク株高もドル安・円高などが重荷
 2.朝方は小安く始まり、その後切り返すも前日終値を挟んで小動き
 3.半導体関連が買い戻され、ソフトバンクGが日経平均を押し上げ
 4.FOMC結果発表やパウエルFRB議長の記者会見待ちムードも
 5.全体売買代金は2兆1000億円台、7営業日連続で2兆円台乗せ

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは2ドル高と小幅に3日続伸した。IT関連株を中心に堅調に推移し一時200ドル超の上昇も引けにかけ上げ幅は縮小し伸び悩んだ。

 東京市場では売り買い交錯、日経平均株価は前日終値を挟んで狭いレンジでの値動きとなったが、後場は終始プラス圏で売り物をこなした。

 16日の東京市場は、前日の米国株市場がハイテク株中心に買われた流れを引き継ぎ、日経平均は頑強な値動きを示したが、上値も重かった。朝方は外国為替市場でドル安・円高方向に振れていたこともあって、買い手控えムードのなか小安く始まったが、その後は押し目買いでプラス圏に切り返した。これまで全体指数にマイナス寄与していた半導体関連株が買い戻され市場心理が改善した。もっとも買いの勢いは限定的で、日本時間あす未明に判明するFOMCの結果や、パウエルFRB議長の記者会見を見極めたいとの思惑から上値も重かった。値がさ株のソフトバンクグループの上昇による押し上げ効果が大きく、同社株を除けば日経平均はマイナス。東証1部の売買代金は2兆1000億円台となり、7営業日連続で2兆円台を超えた。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984>が断トツの売買代金をこなし大幅高、ソニー<6758>も買いを集めた。レーザーテック<6920>が値を飛ばし、KDDI<9433>NTT<9432>など通信大手も堅調。チェンジ<3962>が大きく上昇した。エムスリー<2413>が物色人気となったほか、新日本科学<2395>が一時ストップ高となった。ライフコーポレーション<8194>が急伸、メドピア<6095>も大幅高となった。
 半面、ファーストリテイリング<9983>が値を下げ、ホンダ<7267>も軟調。日立製作所<6501>が値を下げ、JR東海<9022>も安い。ダイキン工業<6367>も売りに押された。ディア・ライフ<3245>がストップ安に売り込まれたほか、レノバ<9519>も急落。スカラ<4845>も大きく利食われた。パーク24<4666>ケネディクス<4321>なども大幅下落した。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>エムスリー <2413>東エレク <8035>KDDI <9433>アドテスト <6857> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約129円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>ファナック <6954>テルモ <4543>京セラ <6971>ダイキン <6367> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約46円。

 東証33業種のうち上昇は9業種。上昇率の上位5業種は(1)情報・通信業、(2)食料品、(3)医薬品、(4)小売業、(5)サービス業。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)ゴム製品、(3)鉱業、(4)空運業、(5)非鉄金属。

■個別材料株

フルスピード <2159> [東証2]
 中国越境EC支援サービス「Weコマース」の提供を開始。
新日本科学 <2395>
 ニホンウナギのシラスウナギ人工生産に成功。
アズ企画設計 <3490> [JQ]
 不動産特定共同事業にかかる許可取得。
シノプス <4428> [東証M]
 IT導入補助金の補助対象にクラウドサービスが追加採択。
JCRファ <4552>
 成長ホルモン製剤治療の服薬管理スマホアプリを臨床研究へ提供。
弁護士COM <6027> [東証M]
 Sansan <4443> [東証M]と「契約管理オプション for クラウドサイン」を提供開始。
エアトリ <6191>
 未定としていた20年9月期配当予想は10円実施へ。
ウインテスト <6721> [東証2]
 今期最終は黒字浮上で17期ぶり最高益更新へ。
ケーヨー <8168>
 8月中間期業績は計画上振れで着地。
丸三 <8613>
 未定だった上期配当は5円50銭増配へ。

パルマ <3461> [東証M]
 20年9月期業績及び配当予想を下方修正。
ツバキナカ <6464>
 未定としていた20年12月期は68%営業減益へ。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)新日本科学 <2395> 、(2)丸三 <8613> 、(3)DVx <3079> 、(4)WSCOPE <6619> 、(5)ライフコーポ <8194> 、(6)ヘリオスTH <6927> 、(7)MTI <9438> 、(8)WNIウェザ <4825> 、(9)エアトリ <6191> 、(10)鎌倉新書 <6184>
 値下がり率上位10傑は(1)ディアライフ <3245> 、(2)レノバ <9519> 、(3)スカラ <4845> 、(4)ナイガイ <8013> 、(5)ツバキナカ <6464> 、(6)パーク24 <4666> 、(7)物語コーポ <3097> 、(8)エイチーム <3662> 、(9)ケネディクス <4321> 、(10)アイフィス <7833>

【大引け】

 日経平均は前日比20.64円(0.09%)高の2万3475.53円。TOPIXは前日比3.51(0.21%)高の1644.35。出来高は概算で11億6886万株。東証1部の値上がり銘柄数は1357、値下がり銘柄数は732となった。日経ジャスダック平均は3579.39円(11.12円高)。

[2020年9月16日]


株探ニュース
配信元: 株探
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