蛇の目が急反落、後場後半に大口売り観測

　蛇の目ミシン工業<6445.T>が急反落となった。きょうは後場に入り全体地合いが急速に軟化しており、先駆した材料株の一角にも利益確定を急ぐ動きが出ている。同社株は家庭用高級ミシンが北米や東南アジアで売り上げを伸ばしているほか、中国スマートフォン市場の拡大などを背景にサーボプレスや卓上ロボット、スカラロボットなどの産業機器も好調で、株価は今年８月から急速人気化の過程をたどっていた。きょうは、全体地合い悪のなか、午後２時前に大口の売りが出て値を崩し、これに追随する売りがかさんだ。信用取組も直近１０月３日申し込み現在で売り残を久々に大きく減少させており、株式需給バランスが悪化していることも売りを誘う背景となったようだ。

蛇の目の株価は１４時３１分現在１７１円（▼１６円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）