蛇の目、今期経常を一転15％減益に下方修正

　蛇の目ミシン工業 <6445> が10月30日大引け後(15:00)に業績修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の24億円→18億円(前期は21.1億円)に25.0％下方修正し、一転して14.7％減益見通しとなった。
　同時に、4-9月期(上期)の連結経常利益も従来予想の9.5億円→6.5億円(前年同期は11億円)に31.6％下方修正し、減益率が13.9％減→41.1％減に拡大する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当第２四半期累計期間におきましては、産業機器事業においては、市場動向を的確に捉え、需要喚起に努めたことから、卓上ロボット・エレクトロプレスの販売は共に高水準を維持いたしました。一方、家庭用機器事業では、家庭用ミシンの重要市場の一つと位置付けている欧米市場の回復が想定よりも進まず、売上高が期初の予想を下回る見込みとなりました。また、生産拠点であるタイの現地通貨が円やドルに対し依然として高止まりで推移していたことなどが原価の押し上げ要因となり、利益面においても期初の予想を下回る見込みとなりました。通期につきましては、産業機器事業においては、第３四半期以降も引き続き堅調な推移を見込んでおります。家庭用機器事業では、低迷を続けていた欧米市場に下げ止まり感が出ており、一部には回復の動きが見られることから、第３四半期以降の復調を見込んでおります。このほか、第２四半期後半に新たに投入した新製品も本格的に動き始め、業績回復に寄与するものと考えております。これらの状況から、2019年３月期第２四半期累計期間及び通期の業績予想を上記の通り修正いたします。なお、配当予想につきましては、現時点では当初の見通しを据え置いております。（注）上記の業績予想は、本資料の発表当日において入手可能な情報に基づき作成したものであり、今後様々な要因によって、実際の業績が記載の予想数値と異なる可能性があります。