【買い】三精テクノロジーズ(6357)材料発表と国策追い風の思惑あわせ技で上値追い期待高まる◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

材料発表と国策追い風の思惑あわせ技で上値追い期待高まる

劇場や遊園地などの舞台装置や遊戯機械を手掛けるエンターテイメント産業の黒子。国内・海外問わず事業展開しており、先日はオランダのVekoma社を完全子会社化すると発表して、急動意してきた。Vekoma社は世界でも屈指の遊戯機械メーカーであり、世界中の遊園地に多くの納入実績を有していることから、同社への業績寄与を期待する声も多い。

一連の森友問題などで滞っていた予算審議が無事に成立し、国内政治が一歩前に進んだことからIR（カジノ）実施法の進展なども今後の刺激材料となる可能性がある。通期の会社計画は減収減益ながら足元の四半期業績は上向きが鮮明となっており、追加で上記要因が業績にプラスされる意味合いは非常に大きいものがある。

テクニカル面では、年初来高値付近での攻防戦である一方、高値更新とともに出来高も急増していることから物色人気化する可能性は充分。RCIはまだマイナス圏での反転したばかりのところで大いに上値を伸ばす余地を残している。上記材料後も高値圏を維持しており、足元の売り物消化で一段高する可能性も高いとみる。


業種：機械
時価総額：275.1億円
PER：20.38倍
PBR：0.94倍