ソレキアが急落、富士通がＴＯＢ価格５０００円維持を発表◇

　ソレキア<9867.T>が急落。富士通<6702.T>が前週末２１日の取引終了後、同社に対するＴＯＢ価格について、１株５０００円を維持すると発表。フリージア・マクロス<6343.T>会長の佐々木ベジ氏とのＴＯＢ価格引き上げ競争への思惑から買われていたが、期待感が剥落した格好となっている。

　同社を巡っては、佐々木ベジ氏が２月に１株２８００円でＴＯＢを発表。その後、ソレキアの意向を受けた富士通が１株３５００円でのＴＯＢを発表し、それ以降、ＴＯＢ価格の引き上げ競争となっていた。４月１２日には佐々木氏がＴＯＢ価格を４５００円から５３００円へ３回目の引き上げを発表していたが、富士通ではこれに対抗してＴＯＢ価格を引き上げない方針だ。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）