フロイント、今期経常を40％下方修正

　フロイント産業 <6312> [ＪＱ] が1月9日大引け後(15:40)に決算を発表。20年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比85.6％減の1.1億円に大きく落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の10億円→6億円(前期は13.2億円)に40.0％下方修正し、減益率が24.6％減→54.8％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益も従来予想の9.9億円→5.9億円(前年同期は6.4億円)に40.2％減額し、一転して7.5％減益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である9-11月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比22.1％増の1億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の1.9％→2.1％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期業績予想を修正する理由として、化成品事業は堅調に推移しているものの、製薬業界の設備投資環境は薬価改定等の影響もあり、当社の想定を超えて減速しております。こうした事業環境の中、機械事業において、新製品の販売が遅れていること、大型の低利益率案件の影響、および装置売上の検収が翌期に期ズレする可能性があることにより、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が、期初予想より下回ることが見込まれるため、下方修正いたします。