2,819円
ナブテスコのニュース
日経平均株価
始値 27812.48
高値 27830.58(09:03)
安値 27530.60(11:21)
大引け 27594.73(前日比 -398.62 、 -1.42% )
売買高 11億6086万株 (東証プライム概算)
売買代金 2兆8232億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅反落、400円近い下げに見舞われる
2.ペロシ米下院議長の台湾訪問に絡む報道でリスクオフ
3.米中関係悪化に伴う地政学リスクが警戒され売り誘発
4.急速な円高進行に加え、アジア株安もネガティブ材料
5.33業種中32業種が安く、9割近い銘柄が値が下落
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比46ドル安と4日ぶりに反落した。米中間の地政学的リスクや景気後退懸念で利益確定売りが優勢となった。
東京市場では、主力株をはじめ広範囲にリスク回避目的の売りが広がり、日経平均株価は大幅安で一時下げ幅は460円を超える場面もあった。
2日の東京市場は、リスクオフ一色の展開となり、日経平均は2万7000円台半ばまで水準を切り下げた。ここ数日は2万8000円近辺でもみ合っていたが、下に放れる展開となった。ペロシ米下院議長が台湾を訪問すると報道されたことを受け、米中関係の悪化による地政学リスクを警戒した売りが顕在化。外国為替市場では一段と円の買い戻しが進み、1ドル=130円台までドル安・円高が進んだことも輸出株中心に強い逆風となっている。また、アジア株市場が全面安に近い商状となったことも、買い手控え感を助長した。日経平均は大引けにかけやや下げ渋る展開となったものの、結局終値ベースで400円近い下落となった。業種別では33業種中、海運を除く32業種が下落。個別株もプライム市場全体の88%の銘柄が値を下げた。
個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が軟調なほか、東京エレクトロン<8035>も下落した。キーエンス<6861>、任天堂<7974>が安く、村田製作所<6981>も値を下げた。三井物産<8031>、三菱重工業<7011>なども売られた。JSR<4185>がストップ安に売り込まれ、丸和運輸機関<9090>、日野自動車<7205>、インフォマート<2492>などの下げも大きかった。三越伊勢丹ホールディングス<3099>、小野薬品工業<4528>、メドピア<6095>、ナブテスコ<6268>なども下値を探った。
半面、ファーストリテイリング<9983>が堅調だったほか、TDK<6762>は大幅高に買われた。エンプラス<6961>、NSユナイテッド海運<9110>も値を飛ばした。松風<7979>、トレジャー・ファクトリー<3093>が買われたほか、双日<2768>が物色人気。セントラル硝子<4044>、平河ヒューテック<5821>なども高い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はTDK <6762>、ファストリ <9983>、京セラ <6971>、味の素 <2802>、日ハム <2282>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約84円。うち60円はTDK1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ダイキン <6367>、中外薬 <4519>、第一三共 <4568>、ファナック <6954>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約113円。
東証33業種のうち上昇は海運業のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)空運業、(2)陸運業、(3)証券商品先物、(4)水産・農林業、(5)パルプ・紙。一方、下落率の大きかった5業種は(1)医薬品、(2)機械、(3)精密機器、(4)卸売業、(5)鉱業。
■個別材料株
△双日 <2768> [東証P]
第1四半期最終利益は2.7倍。
△セ硝子 <4044> [東証P]
上期業績予想を上方修正。
△そーせい <4565> [東証G]
米アッヴィと神経疾患薬でも提携。
△平河ヒューテ <5821> [東証P]
4-6月期最終利益が前年同期比2.8倍に。
△サイジニア <6031> [東証G]
「感情分析機能」を「ZETA VOICE」の拡張機能として提供。
△オルガノ <6368> [東証P]
第1四半期営業益66%増で上半期計画進捗率55%。
△TDK <6762> [東証P]
4-6月期営業利益42%増。
△松風 <7979> [東証P]
23年3月期業績予想を上方修正し一転して営業増益見通しに。
△飯野海 <9119> [東証P]
23年3月期業績及び配当予想を上方修正。
△スマバ <9417> [東証S]
「クルマベース」をマルネンのカーシェア事業に提供。
▼JSR <4185> [東証P]
4-6月期営業大幅減で通期利益予想も引き下げ。
▼日野自 <7205> [東証P]
「エンジン不正問題で虚偽回答の疑い」との報道。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)大塚商会 <4768>、(2)TDK <6762>、(3)エンプラス <6961>、(4)ユナイテド海 <9110>、(5)本多通信 <6826>、(6)松風 <7979>、(7)トレファク <3093>、(8)セ硝子 <4044>、(9)双日 <2768>、(10)平河ヒューテ <5821>。
値下がり率上位10傑は(1)JSR <4185>、(2)丸和運機関 <9090>、(3)日野自 <7205>、(4)インフォMT <2492>、(5)キッセイ <4547>、(6)メニコン <7780>、(7)キャリアL <6070>、(8)三越伊勢丹 <3099>、(9)アイザワ証G <8708>、(10)メドピア <6095>。
【大引け】
日経平均は前日比398.62円(1.42%)安の2万7594.73円。TOPIXは前日比34.62(1.77%)安の1925.49。出来高は概算で11億6086万株。東証プライムの値上がり銘柄数は190、値下がり銘柄数は1620となった。東証マザーズ指数は716.46円(8.10円安)。
[2022年8月2日]
株探ニュース
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