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藤商事 Research Memo(3):2019年-2020年は新規則機への移行期間となり、旧規則機からの入れ替え需要

配信元:フィスコ
投稿:2019/12/13 16:33
藤商事<6257>の会社概要

3. 業界動向とシェア
(1) 業界動向
パチンコホール業界はここ数年、客数の減少を背景とした経営環境の厳しさが続くなかで、ホール数の減少傾向が続いており、2018年度末時点では10,060店舗と前年度比5.1%の減少となった。経営力のある大手チェーンが店舗数を伸ばす一方で、中小規模のホールの淘汰が進んでいる。ホール数の減少に伴いパチンコ機の設置台数も2018年度末は263万台と同4.1%減となり、また、パチスロ機についても同1.3%減の166万台と若干ながら減少した。

また、遊技機業界の出荷台数で見ると2018年度はパチンコ機が前年度比2.3%減の137.6万台、パチスロ機が同25.2%減の45.2万台といずれも減少傾向が続いた。2018年2月にのめり込み防止やギャンブル等依存症対策の強化を目的として遊技機規則が改正されたことが影響している。今回の規則改正では、大当たり時の最大出玉数が従来の約6割に抑えられるなど、射幸性を抑えた内容となっている。ただ、パチンコ機は日工組の内規にて確率変動継続率65%の上限が撤廃され、また、パチスロ機(6号機)では時間当たりの出玉制限があるものの、開発の自由度が高まったため、ゲーム内容次第では人気機種が登場する可能性もあり、遊技機市場の健全な活性化につながるチャンスとも言える。

現在、ホールで設置されている旧規則機の設置期限は2021年1月末までとなっているため、ホールにとって収益力の高い人気機種については、入れ替え時期を設置期限ぎりぎりまで引き伸ばす傾向にあり、メインスペック機種の入れ替え需要の冷え込みが2018年度における業界全体の出荷台数減につながったと考えられる。とはいえ、2021年1月末までにはすべて新規則機に入れ替える必要がある。新規則機の導入率は2019年9月時点で、パチンコ機が30%未満、パチスロ機が20%未満と同社で推定しており、残り16ヶ月でパチンコ機では約180万台、パチスロ機では約130万台の入れ替え需要が発生することになる。このため、2020年度についてはパチンコ機、パチスロ機ともに販売台数で前年度比2ケタ成長が予想される。

(2) 市場シェア
同社の販売シェアは人気機種の販売時期によって変動があるものの、パチンコ機はおおむね5~8%で安定して推移しており、年間7~8機種のペースで開発、販売している。2019年3月期は、新規則機への移行期で販売台数を落としたこともあり約5%の水準だった。一方、パチスロ機に関しては2015年3月期に「パチスロ リング 呪いの7日間」がヒットし、約3%のシェアを獲得、年間2~3機種のペースで新機種を投入し、実績を積み重ねている段階にある。

遊技機業界は参加人口やホール数の減少により、当面厳しい市場環境が続くことが予想されるが、同社ではユーザーの年齢層別にターゲットを合わせたジャンルを強化し、主力タイトルの開発・育成に取り組んでいるほか、新たなジャンルの創造にも注力している。ジャンルとしては「ホラー」や「時代劇」、「萌え」などが中心で、今まで以上にゲーム性が高く独創的な機種を開発していくことで顧客からの支持を高め、パチンコ・パチスロ機の双方で販売シェア拡大を目指している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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配信元: フィスコ
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