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GMOメディアのニュース
■GMOメディア<6180>の業績動向
2. 事業セグメント別動向
(1) メディア事業
メディア事業の売上高は前期比65.3%増の6,420百万円、営業損失は111百万円(前期は214百万円の損失)となった。GMOくまポンを除いた単体ベースでは、売上高で約46%増の39億円、営業利益は若干の黒字になったと見られる。ECメディアのうち、「ポイントタウン」による広告収入はコロナ禍の影響で旅行業界の出稿意欲低迷が続いたことで前期比横ばい水準にとどまったものの、ゲーム事業が広告収入、課金収入ともに好調で前期比1.9倍増と大きく伸長したことが増収要因となった。パートナーメディアの開拓が進んだほか、クイズ、スロットゲームなどコンテンツの拡充に取り組んだこと、広告単価が上昇したことなどがゲーム事業の増収要因となっている。ゲームプラットフォームの月間アクティブユーザー数は2021年12月に前年同月比1.74倍の358万人となっている。
注力事業となる「コエテコ」も売上規模はまだ小さいものの前期比で3倍弱の増収となった。教室掲載数が1万教室を超え、認知度向上によるPV数の上昇とともに体験申込件数が増加したことに加えて、2020年12月より開始した社会人向け「コエテコキャンパス」が好調で、増収に大きく貢献した。
GMOくまポンの売上高は2020年12月期(9ヶ月間)の12億円に対して、2倍増となる24億円強となった。子会社化前の2019年12月期の売上高14億円から大きく成長していることになる。売上高の8割弱を占める「くまポン」が広告需要の回復により同1.8倍増となったほか、注力事業となる「キレイパス」についても同3.8倍増と順調に伸長したことが要因だ。「キレイパス」についてはYouTubeを活用した認知度向上の取り組みや販促キャンペーンの実施、並びにアプリの機能の強化に取り組んだことで登録会員数が順調に増加し、掲載チケット数も新規クリニック数の増加もあって増加したことが増収要因となった。アプリの機能強化については、口コミ機能や施術の記録が残せる履歴機能を追加した。
(2) その他メディア支援事業
その他メディア支援事業の売上高は前期比93.0%増の2,155百万円、営業利益は160百万円(前期は2百万円の損失)となった。インターネット回線や仮想通貨等のアフィリエイト広告が好調に推移した。
無借金経営で手元キャッシュも潤沢、財務の健全性は高い
3. 財務状況と経営指標
2021年12月期末の資産合計は前期末比1,017百万円増加の4,633百万円となった。主な増加要因を見ると、流動資産は現金及び預金と関係会社預け金の合計で445百万円増加したほか、売掛金が435百万円増加した。また、固定資産は投資有価証券が40百万円増加した。
負債合計は前期末比1,009百万円増加の4,633百万円となった。主な増加要因を見ると、買掛金が397百万円、未払金が487百万円、ポイント引当金が57百万円、未払法人税等が52百万円増加した。また、純資産合計は前期末比7百万円増加の1,889百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益7百万円を計上したことによる。
経営指標について見ると、経営の安全性を表す自己資本比率は40.8%と前期末比で11.2ポイント低下したものの、有利子負債もなく、現金及び預金と関係会社預け金の合計で2,642百万円と潤沢なキャッシュを有していることから、財務の健全性は高いと判断される。収益性について見れば、ROE、売上高営業利益率ともに1%弱と低水準にあるものの、2021年12月期までは今後の高成長を実現していくうえでの戦略的投資期間と位置付けており、投資の成果が表れる2022年12月期以降は収益性も上向く見通しとなっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<EY>
2. 事業セグメント別動向
(1) メディア事業
メディア事業の売上高は前期比65.3%増の6,420百万円、営業損失は111百万円(前期は214百万円の損失)となった。GMOくまポンを除いた単体ベースでは、売上高で約46%増の39億円、営業利益は若干の黒字になったと見られる。ECメディアのうち、「ポイントタウン」による広告収入はコロナ禍の影響で旅行業界の出稿意欲低迷が続いたことで前期比横ばい水準にとどまったものの、ゲーム事業が広告収入、課金収入ともに好調で前期比1.9倍増と大きく伸長したことが増収要因となった。パートナーメディアの開拓が進んだほか、クイズ、スロットゲームなどコンテンツの拡充に取り組んだこと、広告単価が上昇したことなどがゲーム事業の増収要因となっている。ゲームプラットフォームの月間アクティブユーザー数は2021年12月に前年同月比1.74倍の358万人となっている。
注力事業となる「コエテコ」も売上規模はまだ小さいものの前期比で3倍弱の増収となった。教室掲載数が1万教室を超え、認知度向上によるPV数の上昇とともに体験申込件数が増加したことに加えて、2020年12月より開始した社会人向け「コエテコキャンパス」が好調で、増収に大きく貢献した。
GMOくまポンの売上高は2020年12月期(9ヶ月間)の12億円に対して、2倍増となる24億円強となった。子会社化前の2019年12月期の売上高14億円から大きく成長していることになる。売上高の8割弱を占める「くまポン」が広告需要の回復により同1.8倍増となったほか、注力事業となる「キレイパス」についても同3.8倍増と順調に伸長したことが要因だ。「キレイパス」についてはYouTubeを活用した認知度向上の取り組みや販促キャンペーンの実施、並びにアプリの機能の強化に取り組んだことで登録会員数が順調に増加し、掲載チケット数も新規クリニック数の増加もあって増加したことが増収要因となった。アプリの機能強化については、口コミ機能や施術の記録が残せる履歴機能を追加した。
(2) その他メディア支援事業
その他メディア支援事業の売上高は前期比93.0%増の2,155百万円、営業利益は160百万円(前期は2百万円の損失)となった。インターネット回線や仮想通貨等のアフィリエイト広告が好調に推移した。
無借金経営で手元キャッシュも潤沢、財務の健全性は高い
3. 財務状況と経営指標
2021年12月期末の資産合計は前期末比1,017百万円増加の4,633百万円となった。主な増加要因を見ると、流動資産は現金及び預金と関係会社預け金の合計で445百万円増加したほか、売掛金が435百万円増加した。また、固定資産は投資有価証券が40百万円増加した。
負債合計は前期末比1,009百万円増加の4,633百万円となった。主な増加要因を見ると、買掛金が397百万円、未払金が487百万円、ポイント引当金が57百万円、未払法人税等が52百万円増加した。また、純資産合計は前期末比7百万円増加の1,889百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益7百万円を計上したことによる。
経営指標について見ると、経営の安全性を表す自己資本比率は40.8%と前期末比で11.2ポイント低下したものの、有利子負債もなく、現金及び預金と関係会社預け金の合計で2,642百万円と潤沢なキャッシュを有していることから、財務の健全性は高いと判断される。収益性について見れば、ROE、売上高営業利益率ともに1%弱と低水準にあるものの、2021年12月期までは今後の高成長を実現していくうえでの戦略的投資期間と位置付けており、投資の成果が表れる2022年12月期以降は収益性も上向く見通しとなっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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