決算プラス・インパクト銘柄 【東証2部・新興市場】引け後 … 田中化研、大戸屋ＨＤ、国際チャート (8月2日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある東証2部・新興市場の銘柄である。株価が決算発表前日の7月30日から2日の決算発表を経て3日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　田中化研 <4080>
　22年3月期第1四半期(4-6月)の経常損益(非連結)は3.1億円の黒字(前年同期は3.6億円の赤字)に浮上し、通期計画の7億円の赤字をすでに上回った。

★No.2　パーカー <9845>
　22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比27倍の10.6億円に急拡大し、通期計画の32億円に対する進捗率は33.3％に達し、5年平均の19.6％も上回った。

★No.3　国際チャート <3956>
　22年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比59.5％増の6700万円に拡大し、4-9月期(上期)計画の5000万円に対する進捗率が134.0％とすでに上回り、さらに5年平均の71.2％も超えた。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<4080> 田中化研 　　　ＪＱ 　 +21.82 　　8/ 2　　　1Q　　　　黒転
<9845> パーカー 　　　東２　　 +3.80 　　8/ 2　　　1Q　　 2562.50
<3956> 国際チャート 　ＪＱ　　 +3.69 　　8/ 2　　　1Q　　　 59.52
<6271> ニッセイ 　　　東２　　 +3.05 　　8/ 2　　　1Q　　　　黒転
<7298> 八千代工 　　　ＪＱ　　 +2.70 　　8/ 2　　　1Q　　　　黒転

<2705> 大戸屋ＨＤ 　　ＪＱ　　 +1.61 　　8/ 2　　　1Q　　　　赤縮
<5905> 日カン 　　　　東２　　 +1.42 　　8/ 2　　　1Q　　　　黒転
<1787> ナカボテック 　ＪＱ　　 +1.30 　　8/ 2　　　1Q　　　　赤縮
<3908> コラボス 　　　東Ｍ　　 +1.00 　　8/ 2　　　1Q　　　 16.67
<2406> アルテＨＤ 　　ＪＱ　　 +0.56 　　8/ 2　　上期　　　400.00

<5956> トーソー 　　　東２　　 +0.39 　　8/ 2　　　1Q　　　-35.98
<8889> ＡＰＡＭＡＮ 　ＪＱ　　 +0.35 　　8/ 2　　　3Q　　　　黒転
<6307> サンセイ 　　　東２　　 +0.22 　　8/ 2　　　1Q　　　　黒転
<2907> あじかん 　　　東２　　 +0.12 　　8/ 2　　　1Q　　　　赤縮

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした3日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース