ＵＡＣＪが上伸、タイ工場大幅増産指向でボックス下限から切り返す

　ＵＡＣＪ<5741.T>が上伸。株価は２月以降のボックス相場下限である３６０円台できれいに底を入れて切り返す展開にある。古河スカイと住友軽金属工業の統合で発足したアルミ圧延の最大手だが、新鋭のタイ工場の活用に加え、国内拠点再編など構造改革で競争力を強化するほか、これに合わせて１５０億円を超えるコスト削減を推進する方針を打ち出している。タイ工場は需要に対応して、従来計画比６６％増の３０万トンまで年産能力を拡大することも検討しており、株価評価につながっていきそうだ。

ＵＡＣＪの株価は１０時５０分現在３８８円（△５円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）