神戸鋼、今期営業を10％下方修正、未定だった配当は10円減配

　神戸製鋼所 <5406> が2月5日大引け後(15:30)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結営業利益は前年同期比46.8％減の382億円に落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の500億円→450億円(前期は889億円)に10.0％下方修正し、減益率が43.8％減→49.4％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結営業利益も従来予想の268億円→218億円(前年同期は375億円)に18.6％減額し、減益率が28.4％減→41.7％減に拡大する計算になる。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の年間配当は20円(前期は30円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結営業利益は前年同期比26.1％減の151億円に減り、売上営業利益率は前年同期の4.3％→3.1％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社は、配当につきましては、継続的かつ安定的に実施していくことを基本としつつ、財政状態、業績の動向、先行きの資金需要等を総合的に考慮して決定することとしております。これに基づき、当期の期末配当につきましては、１株につき10円（年間20円）とする方針を決議いたしました。