ガイシ、今期経常を15％下方修正

　日本ガイシ <5333> [東証Ｐ] が3月22日大引け後(16:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の740億円→630億円(前期は862億円)に14.9％下方修正し、減益率が14.2％減→27.0％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の394億円→284億円(前年同期は423億円)に27.9％減額し、減益率が6.8％減→32.8％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　エンバイロメント事業において、中国市場におけるトラック販売の回復遅れ等により自動車排ガス浄化用部品の出荷が想定を下回っているほか、デジタルソサエティ事業において、半導体投資の停滞やデータセンター投資の縮小を背景に、半導体製造装置用製品や電子部品の需要が想定以上に減少しております。こうした状況を踏まえ、全社合計の売上高、営業利益、経常利益は前回予想を下回る見通しです。　これらに加えて、エンバイロメント事業の生産能力適正化に伴う特別損失等を計上することから、親会社株主に帰属する当期純利益についても前回予想を下回る見通しです。期末配当予想（1株当たり33円）の修正はありません。　なお、連結業績予想の前提となる期中平均為替レートは1米ドル＝135円、1ユーロ140円としております。業績予想につきましては、現時点で得られた情報にもとづいて算定しており、多分に不確定な要素を含んでおります。従いまして、実際の業績は、業況の変化などにより業績予想と乖離する結果となりうることをご承知おき下さい。