オハラが１５年１０月期最終損益予想を上方修正、為替差益や投資有価証券売却益を計上

　オハラ<5218.T>がこの日の取引終了後、１５年１０月期の連結業績見通しについて、最終損益を従来予想の収支均衡から３億円の黒字（前期１７００万円の黒字）へと上方修正した。上期に、営業外収益として為替差益１億９０００万円や試作品等売却収入１億２００万円を計上したことや、特別利益として固定資産売却益１億４４００万円や投資有価証券売却益１億８７００万円を計上したことなどが要因。なお、売上高は従来予想の２３４億円（前期比５．６％減）、営業利益は同５０００万円（前期１億１０００万円の赤字）を据え置いた。
　同時に発表した第２四半期累計（１１～４月）決算は、売上高１１４億８１００万円（前年同期比１８．３％減）、営業損益５９００万円の赤字（前年同期３億５３００万円の黒字）、最終利益３億２５００万円（前年同期比２．４倍）だった。光事業は顧客在庫調整の進展で需要減少傾向が緩和されているが、エレクトロニクス事業は売り上げ堅調も石英ガラスの収益改善に遅れがあり、業績の足を引っ張った。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）