オハラが反発、極低膨張ガラスセラミックスの生産を増強

　オハラ<5218.T>が反発、一時前日比１８円高の５８５円まで買われている。

　同社はこの日、極低膨張ガラスセラミックス「クリアセラムＺ」の生産増強を行うことを発表した。「クリアセラムＺ」は、宇宙の起源に迫る世界最大の国際望遠鏡プロジェクトＴＭＴ（Ｔｈｉｒｔｙ Ｍｅｔｅｒ Ｔｅｌｅｓｃｏｐｅ）計画の鏡材として採用。このほかにも４Ｋ、８Ｋテレビやスマートフォンの画面に採用されるなどで話題となっている有機ＥＬディスプレイを製造する露光装置や、半導体露光装置の構造部材にも、キーマテリアルのひとつとして採用されている。今後の更なる用途拡大に対応すべく、大型ガラス熔解炉の設備増強を行い、２基体制とする。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）