西川ゴム、前期経常が上振れ着地・今期は23％増益へ

　西川ゴム工業 <5161> [東証２] が5月14日後場(14:00)に決算を発表。21年3月期の連結経常利益は前の期比19.6％減の60.2億円になったが、従来予想の40億円を上回って着地。22年3月期は前期比22.9％増の74億円に伸びる見通しとなった。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の34.4億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の5.7％→11.3％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　個別業績につきましては、半導体不足などによる自動車メーカーの生産停止の影響により売上高は減少しましたが、年間を通して経費や投資縮減活動による原価低減が徹底できたことに加え、そのような状況下での生産性を維持・向上したこと、市況から遅れて反映される原材料価格の下落の影響などにより、営業利益は前回予想を上回る結果となりました。また、海外子会社からの配当により、経常利益および当期純利益は前回予想を大幅に上回る結果となりました。連結業績につきましては、上述の個別業績の影響やグループで年間を通して取り組んだ経費および投資縮減効果により、営業利益は前回予想を上回る結果となりました。また、この営業利益の差に加え、業績予想と実績との消去差などにより、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は前回予想を大幅に上回る結果となりました。